多可町の山と自然

ふるさと多可町(兵庫県)の自然や登山情報をお届けします。千ヶ峰、笠形山、妙見山、大井戸山、竜ヶ岳、三国岳など

細久手~御嶽~伏見~太田 中山道六十九次ウォーク19日目

2020年11月29日 | ウォーク 中山道六十九次
11月23日(祝)7:30大黒屋さんを出発。寛政十三年建立の細久手坂の穴観音。まだまだ山道、また熊注意の看板。ほどんど見た人はいないそうですが、一応鈴をリンリン鳴らします。
  

秋葉坂の三尊石窟は馬頭観音、千手観音、石仏が安置されている。
 

鴨之巣の一里塚は日本橋から九十三里目。
 

物見峠の馬の水飲み場は穴があいていて、何となく往時をしのばせてくれる。くじあげ坂など坂道が続く。
 

唄清水は岐阜県名水50選。
 

一呑の清水も岐阜名水50選。皇女和宮降嫁の際、この清水はお茶をたてるのに使われた。
 

十本木茶屋跡にはいろは茶屋というお休み処があり、無料のお茶をおいしく、ありがたくいただきました。
 

めずらしい、耳の病に御利益がある耳神社。
 

牛の鼻欠け坂は、短いが急な下り坂。ここで山道は終わり、平坦な車道歩きになる。
 

和泉式部は病に倒れ、鬼岩温泉で湯治していたが、この地で没したという。廟所がある。
 

御嶽宿に入る。古い町並みが残っている。中山道みたけ館などがある。
 

名鉄御嶽口駅。やっと電車のある場所まで来た。電車はかわいらしい赤い車両。
 

鬼の首塚は、里人を困らせていた悪漢「鬼の太郎」の首塚。
  

国道21号や幹線道路を淡々と進む。比衣の一里塚跡は日本橋から九十六里目。伏見公民館前に伏見宿本陣跡がある。
 

一本松公園は東屋(東屋の中には案内板)とトイレがきれいに整備されていた。
 

槍ヶ岳を開山した播隆上人が建立した「南無阿弥陀仏」の名号碑。
 

ラーメンうま屋は昼食時でいっぱいだったのでやめて、少し進んで喫茶店ミロで肉野菜炒めのランチをいただきました。食後のコーヒーは100円、たっぷり飲んで目が覚めた。
 

太田橋を渡り、可児市から美濃加茂市に入る。
 

太田の渡し場跡は石垣が復元されている。中山道難所の一つ。「木曽のかけはし、太田の渡し、碓氷峠がなくばよい」と言われた。
 

木曽川沿いを進む。ホールの近くまで来るとアメンボのアート作品などがあり楽しませてくれる。
 

太田宿に入る。街道(木曽川沿い)を離れ駅方面へ向かう。15:00美濃太田駅着。
 

本日の歩行距離は約25㎞。細久手からしばらくは山道が続くが、その後国道142号、国道21号など幹線道路を歩く。山道はつらかったしなかなか進まなかったけど、終わってしまうとなんだか寂しい。ここからは琵琶湖を目指して平野を歩きたいと思います。
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大井~大湫~細久手 中山道六十九次ウォーク18日目

2020年11月29日 | ウォーク 中山道六十九次
11月22日(日)JR美濃太田駅からJR恵那駅へ。7:30JR恵那駅出発。恵那市のゆるキャラのエーナちゃん、行ってきます。
 

サッポロビールの古看板はカクト本店。西行塚方面へ進みます。
 

いよいよ十三峠に入ります。入り口には警告の看板が立てられています。ここから約30㎞は鉄道から離れてしまいます。心して望みます。
  

登りだしてすぐに槇ケ根の一里塚。日本橋からは八十八里目、両塚が残っている。
 

槇ケ根坂を登ると広々とした景色が広がる。宝暦六年の造立、首なし地蔵、何度首をつけようとしてもつかないのだとか…。
 

紅坂の一里塚は日本橋から八十九里目。
 

ばあさんが茶屋を営んでいたばばが茶屋跡。土道の坂道が続くが、車が入ってこないので歩きやすい。
 

石畳の道もある。権現坂の一里塚は日本橋からちょうど九十里目。
  

尻冷し地蔵は、湧き出す清水に感謝して立てられたもの。
 

山之神坂を過ぎると大湫宿まではあと少し。落ち葉を踏みしめながら進みます。
 

12:00大湫宿到着。五平餅とみたらし団子のお店があった。味噌の炭火焼き、いい匂いがただよっている。昼食は持っていたけど思わず食べた、とてもおいしかったし元気が出る。
 

神明神社の大杉は樹齢1300年の県天然記念物だったが、7月の台風で倒れてしまった。
 

高札場跡、二つ石碑と続く。
 

琵琶峠へは石畳の道を登る。足が疲れてきてつりそう。琵琶峠へ登り切ると東屋がある。景色がすばらしい。
 

八瀬沢の一里塚は日本橋から九十一里目。山道が多いので、ところどころに熊出没注意の看板がある。その看板が怖すぎる(笑)。
 

カキツバタやジュンサイが自生する弁財天の池。中の島には天文五年建立の弁財天像が安置されている。
   

奥之田の一里塚は両塚が残っている。日本橋からは九十二里目。ほどなく細久手宿に入る。


14:00本日の宿泊地、大黒屋さんに到着。早い到着でしたが快く迎え入れてもらえました。鉄道から離れた30㎞の区間、泊まれるのは大黒屋さんしかない。
 

おもてなしのリンゴケーキは奥様の手作り、甘さ控えめでペロリと食べられた。晩ご飯も朝ご飯は和食で、すべて手作り、とてもおいしかった。
  

安政六年の再建、尾張藩の定本陣だった。おちゃめなご主人とかわいらしい奥様に良くしていただきました。本当にありがとうございました。
  

本日の歩行距離は約20㎞。アップダウンを何回も繰り返すハードな山道でした。早めにお風呂に入って夕食をおなかいっぱい食べ、19時就寝。朝までぐっすり寝ました。
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中津川~大井 中山道六十九次ウォーク17日目

2020年10月03日 | ウォーク 中山道六十九次
9月28日(月)10:00、JR中津川駅を出発。まず元禄年間の創業、栗きんとんの老舗「すや」へ。歩き終わった後食べたけどめちゃめちゃおいしかった。
 

中津川の町中を進む。中津川村庄屋跡は中津川を統括した肥田九兵衛の屋敷跡。
 

恵那山が今日はきれいにみえている。中津川の市街地を離れる。石仏石塔群などがある。
 

双頭一身道祖神のある石仏石塔群、上宿の一里塚跡と続く。
  

明暦三年の建立、六地蔵が刻まれている六地蔵石憧。
 

美濃代官の墓将監塚、間の宿だった茄子川村の篠原茶屋本陣跡。
 

甚平坂公園はトイレや東屋がありゆっくり休憩できる、御嶽山方面もきれいに見渡せる。
 

寺坂を下る。石仏石塔群が並ぶ。


高札場を過ぎる。林本陣跡は本陣門が残っている。
  

13:00JR恵那駅到着。本日の歩行距離は約12㎞。


車を走らせ紅岩山荘で汗を流し、恵那峡展望台へ。恵那峡クルーズも楽しそうだった。
   

高速をひた走り帰途につく。中央道で一車線規制の工事渋滞に巻き込まれた。黒丸PAで野菜炒め定食をいただいて元気が出た。
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三留野~妻籠~馬籠~落合~中津川 中山道六十九次ウォーク16日目

2020年10月03日 | ウォーク 中山道六十九次
9月27日(日)まず朝一番の電車に乗り、JR恵那駅から南木曽駅へ。7:30三留野宿からスタートします。
 

歩き始めてすぐにあったのはSL公園。
 

木曽義仲が弓を射るのに邪魔になった松を巴御前がなぎ払ったと言われる「袖振の松」
 

日本橋から八十里目、上久保の一里塚は両塚を残している。彼岸花に囲まれた石碑。
 

妻籠宿の入り口にあるのは、中山道三明石の一つ「鯉岩」。
 

復元された高札場跡を過ぎると風情の残る妻籠宿。
   

妻籠宿からは登りになる。土道、石畳なども出てくる。街道沿いはきれいに整備されている。
   

立場茶屋は江戸時代後期の建物。中に入ってお茶をいっぷくいただきました。
 

妻籠宿から延々登って、馬籠峠(標高790m)に到着。車道に合流し岐阜県中津川市に入った。
 

馬籠峠からは下る。標高777m、ラッキー7。十返舎一九の石碑には「渋皮のむけし女は見えねども栗のこわめしここの名物」とある。栗をぜひ食べてみたい。
 

さらにずんぜん下る。恵那山展望台がある、今日は雲がかかって頂上が見えない。
 

11:30馬籠宿の丸治屋でとろろそばと五平餅(団子タイプ)をおいしくいただく。
 

馬籠宿は町並みが整備されていて観光客も多い。島崎藤村記念館などもある。
 

正岡子規句碑がある場所は、信州サンセット百選の一つ。
 

「是より北木曽路」の碑。信濃と美濃の国境。
 

落合の石畳は往時の石畳を残している。なんじゃもんじゃの杜碑もある。苔むして滑る、それから蚊が多く、何ヶ所か刺された。
 

落合宿本陣跡、地蔵尊と続く。
 

疲れが出てきたので蔵茶房かわらやで氷アイスコーヒーをがぶがぶいただいた。
 

与坂を登る。与坂立場跡にある越前屋。
 

しだれサクラの下に庚申塔などがある地蔵堂跡。
 

芭蕉句碑には「山路来て何や羅遊かし寿み連草」。
 

復元された高札場跡を過ぎると間もなく中津川駅。15:00到着。本日の歩行距離は約21㎞、思ったより早く到着できた。
 

今日はホテル花更紗に宿泊です。中津川駅まで送迎バスがあったのでとても助かった。松茸の土瓶蒸しなど夕食をいただき温泉に入って8:00就寝。
 

朝食には牛肉の朴歯焼きまでついた豪華でヘルシーな朝食。GOTOキャンペーンが使えたので普段より安く泊まれました。温泉も料理も最高だった。
 
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須原~野尻~三留野 中山道六十九次ウォーク15日目

2020年06月13日 | ウォーク 中山道六十九次
6月7日、2日目。JR南木曽駅から須原駅へ。6:40須原駅出発。
 

須原宿は往時をしのばせる雰囲気が残っている。豊富な清水をためる水舟がたくさんある。
 

定勝寺は永享二年創建で木曽三大寺の最古刹。木曽川の氾濫で三度流され、慶長三年現在地に再興された。
 

中山道から200mほど入ったところに岩出観音堂がある。京都の清水寺と同じ崖屋造り。高台で見晴らしも良く、秋には見事に紅葉する大きなカエデの木がある。
    

木曽川を離れ谷に入る。天長院のあたりは気持ちのいいのどかな田園の景色が広がる。
 

国道19号に合流しまっすぐ進む、国道歩きは大きなトラックや車がブンブン通るし、単調なので歩きにはつらい。しばらく行くと、道の駅大桑があるので休憩。
  

道の駅大桑を過ぎるとまた旧道に入る。南無妙法蓮華経の台石はイボ石。
 

野尻宿本陣跡は森本陣跡で、明治天皇御小休所跡碑がある。
 

下在郷の一里塚跡は日本橋から七十七里目。


JR十二兼駅手前では地下トンネルをぐぐる。トンネル内は裸電球がともっている!十二兼駅でまた休憩。


南寝覚は柿其峡の景色が広がる。グリーンの川と白い岩の景色が素晴らしい。
 

柿其入口信号から再び国道19号に入る。川沿いを約2キロほど進む、日差しをさえぎるものがなくて暑い、単調でなかなか進まない。
 

国道を離れ県道264号に入るとやっと木陰があった。少しの間だったけどありがたかった。
 

三留野宿脇本陣、本陣跡と進む。気温は30度越え。南木曽駅までもう少し。
 

12:30南木曽駅到着。駅前の食堂ふくすけでなすみそ定食をおいしくいただいた。
 

本日の歩行距離は約18㎞、半日だけの日程になりました。少し短いですが、ここより先は妻籠、馬籠で峠道になり、電車の駅がないので、今日はここで終わりにします。今回の旅は1泊2日で約40㎞を進みました。やっぱり暑い時期はなかなかきびしい。首に水タオル、日傘スタイルでしたが、それでもきつかった。次回は秋、涼しくなってから来たいと思います。
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