多可町の山と自然

ふるさと多可町(兵庫県)の自然や登山情報をお届けします。千ヶ峰、笠形山、妙見山、大井戸山、竜ヶ岳、三国岳など

和田~長久保~芦田~望月~八幡 中山道六十九次ウオーク(10日目)

2019年05月02日 | ウォーク 中山道六十九次
4月30日、今日は平成最後の日、今日も歩きの旅ができることに感謝!民宿みやでおいしい朝食をごはん2杯おかわりしておなかいっぱい、7:30出発。しばらく歩道のない国道142号を恐る恐る進み、長久保の信号から旧道に入る。
 

今日は朝からしとしとの雨、カッパと傘でしのぐ。長久保宿に入り、竹内家(釜鳴屋)、高札場跡、本陣跡と続く。
   

酒造守護の神「松尾神社」の境内を通り抜け、旧国道に合流する。
  

車道と土道をいくつか越えると、笠取峠立場図版木、峠の茶屋。ピークの笠取峠は標高887m。特に冬場は旅人の笠を取るほど強い風が吹く峠らしい。
  

割石坂を下り、笠取峠松並木へ。現在も100本あまりの松の木が残っている。
 

芦田宿に入る。ふるさと交流館芦田宿で休憩、中山道の展示などもある。地元のおばあちゃんとおしゃべりし、フレンチトーストをいただいた。茂田井の一里塚跡は日本橋から四十六里目。
 

国道142号線のガードをくぐると、間もなく望月宿。
 

本陣跡そばのベンチで昼食、民宿みやで作ってもらった大きな大きなおにぎりの弁当。梅干しがすっぱかったー、こんぶは塩がよくきいておいしかった。望月宿を抜け、長坂橋を渡る。
 

長坂橋を渡ると急な登り。長坂石仏群のそばを抜けると土道に入る。
 

登り切ったところが瓜生坂、瓜生坂の一里塚は日本橋から四十五里目。
 

12:45本日の終点、千曲バス、百沢(ももざわ)のバス停に到着、バスの発車まで少し時間があったので、八幡バス停まで歩いた。八幡バス停は屋根があり、雨でぬれたカッパを脱いで、荷物の整理ができた。
 

千曲バスでJR佐久平駅へ。ここからは3時間のゆっくり電車旅。まずは小梅線で小淵沢へ。中央線に乗り換えて岡谷駅へ戻ります。5:00岡谷駅着。
 

車で諏訪湖へ、すわっこランドでゆっくり温泉につかり、ビールにやきいか、サラダそばをいただく。
 

本日は和田~長久保~芦田~望月~八幡と進んだ。歩行距離は約17㎞。少し短いけど、雨が降ったりやんだりだったのでちょうどいい距離だった。八ヶ岳をぐるっとまわる電車旅も楽しかった。車での移動もずいぶん近くなってきた。次回は秋、信濃路、木曽路を進みます。
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下諏訪~和田 中山道六十九次ウォーク(9日目)

2019年05月02日 | ウォーク 中山道六十九次
4月29日(祝)前日の夜から高速をひた走り、JR岡谷駅へ。岡谷駅から下諏訪駅までは一駅。6:30下諏訪駅出発。明日の天気が良くないため、和田峠越を天気のいい日に選んだので、今回は江戸方面から京方面ではなく、逆さにつなぐ。下諏訪~和田~長久保~芦田~望月~八幡と歩く予定。下諏訪駅では万治の石仏と御柱がお出迎え。
 

下諏訪宿を通り抜ける、下諏訪宿周辺は温泉がたくさんある。あちこちに温泉が出ていて、手洗い水まで温泉。
 

綿の湯には大きな壁絵がある。すれ違った中学生が大きな声であいさつしてくれる。とても気持ちがいい。
 

岩波家本陣跡を過ぎ、何となく雰囲気の残る旧街道沿いを進む。
 

江戸時代中期の作「龍の口」は水飲み場。慈雲寺の石柱を右手に見て坂道を登ると、下諏訪の町並みを見下ろす。
  

諏訪大社下社春宮の左を抜け、硯川発電所の急階段、坂道を登っていく。
 

登り切ったところが「木落し坂」。御柱祭は七年に一度行われる諏訪大社の大祭で、御柱八本をこの坂から落とす。
 

国道142号に合流し、緩やかな坂道を登る。草道に入ったりしながら標高1,000mまで登ってきた。
 

国道142号が大きく曲がる手前から、本格的な土道に入る。近くに車道があるためか、捨てられたゴミが多いのが残念。


垂木坂はガレ場で、分岐が分かりにくい道がある。道をそれてしまって戻るのにとんでもない坂をよじ登ることになった。
 

西餅屋の一里塚は日本橋から五十三里目。車の多い国道を慎重に渡り、西餅屋立場跡を過ぎる。
  

風雪をしのぐために、勝五郎が安政二年に立てた石小屋、現在は石垣の一部が残っている。
 

コケに覆われた地蔵菩薩さま、水飲場と続く。足が疲れて上がらなくなってきた。
 

賽の河原七曲りと呼ばれる最後の坂を登る。ガレ場も少なく道は歩きやすい道。
 

11:〇〇和田峠(標高1,531m)到着。遠くに下諏訪の町が見える。明治に新しい峠ができたので「古峠」とも呼ばれている。
   

ビーナスラインまで降りて、農の駅できのこ汁(250円)をいただいた。写真が悪いけど、色々なキノコがたっぷり入って、やさしい味のお味噌汁。その後中山道に戻るとすぐに沢のトンネルをくぐる。
 

広原の一里塚は日本橋から五十二里目。避難小屋の先から長坂と呼ばれる長い下りに入る。


接待茶屋跡のそばにはゴミ無し童地蔵がある。捨てられたゴミが本当に多い。ゴミ箱に捨てればいいのに何で山に捨てるのかな…。
 

三十三体観音を過ぎると、土道は終わり、国道142号に合流する。
 

国道から少しはずれたところにあるのは唐沢の一里塚跡。日本橋から五十一里目で両塚を残している。
 

国道142号は歩道がないところも多い。車はかなり飛ばしてくるので注意が必要です。久しぶりに見つけたハッピードリンクショップ、飲み物が安く買える。


和田宿に入る。八幡神社は和田宿の守護神。


是より和田宿の石碑を過ぎると、上組の一里塚跡。日本橋からは四十九里目。
 

石仏石塔群、馬頭観音、地蔵尊と続く。福猫像は石造りで福の字が刻まれている。このあたりは石碑がとても多い。
  

落合橋を大門道に曲がり約800m、本日のお宿「民宿みや」に到着。豚の生姜焼きと野菜たっぷりの夕食は最高においしかった。
  

本日の歩行距離は約28㎞。下諏訪~和田まで進みました。中山道最大の難所、和田峠を越えた。峠越のあと、和田宿から民宿みやまでが5㎞ほど、足の疲れと眠気がひどくて遠かったー。雨にはほどんとあわずに到着できた。
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中山道六十九次ウオーク番外編 白糸の滝と鬼押出し園

2018年11月18日 | ウォーク 中山道六十九次
11月13日、8:00佐久一萬里温泉ゴールデンセンチュリー出発。国道18号から白糸ハイランドウェイ(有料道)を通り北軽井沢の白糸の滝へ。紅葉は終わっており、冷え込んでとても寒いけど、地下水が湧き出す景色は圧巻です。
   

鬼押ハイウェー(有料道)を通り、次に向かったのは浅間山の麓、鬼押出し園。1783年の浅間山大噴火の溶岩が残っており、噴火の激しさを物語る。
 

園内は浅間山方面、嬬恋方面の景色が最高。神社もあり一周約1㎞の遊歩道も整備されている。
  

国道146号に戻り、浅間牧場茶屋へ。おいしいソフトクリーム、気温が低くて寒いのでストーブにあたりながらいただいた。
 

茶屋のそばにはやぎやウサギなど、動物にふれあえる広場もあります。
  

12:30佐久インターに向かう途中、国道18号軽井沢町追分にある盛盛亭で信州牛ハンバーグ定食をいただく。店内は和モダンでとてもいい雰囲気、ハンバーグもジューシーでとてもおいしかった。
   

帰りは上信越道、長野道、中央道とひたすら走る。名神の養老サービスエリアで夕食。オリエンタルのカレー焼きスパを初めて食べた。名前の通りスパゲティにカレーがのっている。なかなかない組み合わせだけど、これが妙においしい。
 

中山道の旅最終日は、浅間山山麓の自然を満喫。おいしい食事をたくさんいただいて、信州のお土産をたくさん買って大満足。さあ明日から仕事がんばろう!!
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沓掛~追分~小田井~岩村田~塩名田~八幡 中山道六十九次ウオーク(8日目)

2018年11月18日 | ウォーク 中山道六十九次
11月12日、和みの宿軽井沢でおいしい昼食をいただき8:00出発。廿三夜供養塔、馬頭観音と続く。このあたりには馬頭観音が多い。
  

ご神体が浅間山の遠近(おちこち)宮。国道18号に合流する。標高1003mもある、空気が凜として涼しい。
 

火山岩で作ったと思われる石だるまのお家がありました。石垣などにも火山岩が使われている家が多い。


追分の一里塚は日本橋より三十九里目。両塚があるが、南側は復元されたもの。
 

追分宿郷土館には浅間山噴火のことや追分宿の歴史などが詳しく展示されている。


次に堀辰雄文学記念館へ。記念館の門は本陣の裏門を移築したもの。堀辰雄終焉となった家や蔵書を納めるために建てた書庫などが残っている。
  

追分宿本陣を過ぎると枡形茶屋つがるや、北国街道への分かれ道(追分)と続く。
 

笑坂を過ぎると長い下りになる。御代田観音像のあとは馬頭観音、石仏石塔群などが続く。
   

中山道の道沿いには、ハッピードリンクショップが数カ所あり、料金もお安くて助かる。
小田井宿に入ると、おはる地蔵祀られている。安川はるは小田井に生まれ、ゴミと人糞から燻炭肥料を作る炉を発明した。
 

小田井宿の安川本陣跡。旧町並みが残っている。
  

12:00、県道9号線にある文蔵ブラックでラーメンをいただいた。極太麺のこってりラーメン、店内はたくさんのお客さんでいっぱい。
 

リンゴ畑のリンゴは今が旬のようです。あたりにリンゴの甘い香りがただよいます。千手観世音、馬頭観音がある石仏石塔群。
 

住吉神社は岩村田宿の東口にある。境内のケヤキは樹齢約400年、裏側が火災で焼けて空洞になっているが今も生きている。
  

岩村田宿を過ぎると水神大神、道祖神と続く。岩村田宿は下仁田街道、佐久甲州街道へ分岐点でもあった。
 

佐久平駅方面を見ると雄大な浅間山が広がる。中部横断自動車道の下をぐぐり、気持ちのよい田舎道を進む。
 

石碑石塔群の向こうには八ヶ岳連峰が眺望できる。
 

国重要文化財の駒形神社、祭神は騎乗の男女二神像。駒形神社を過ぎると間もなく塩名田宿に入る。本陣跡、高札場跡などが残っている。
   

木造三階建ての元休茶屋の角屋、すぐ奥には大ケヤキの根元から湧き水があり、もとは瀧大名神社の境内、現在は公園になっている。
 

明治6年から20年間、9せきの舟をつないで舟橋がかけられていた。舟をつなぎ止めるための石「舟つなぎ石」が残っている。
 

千曲川にかかる中津橋を渡る。
 

明和8年建立の大日如来像、傍らには芭蕉の句碑が建っている。浅間山をバックにした抜群のロケーション。
 

御馬寄の一里塚跡は日本橋から四十四里目。


八幡神社を過ぎるとほどなく八幡宿本陣跡、本陣門が残っている。皇女和宮が宿泊しており、下賜された品や資料が残されている。
 

八幡宿を過ぎ金山坂の手前、百沢が本日の終点。千曲バス(中山道線)で佐久平駅に戻ります。佐久平駅から車で10分、佐久一萬里温泉ゴールデンセンチュリー泊。
 

本日の歩行距離は約24㎞。沓掛から出発し、追分、小田井、岩村田、塩名田、八幡と五宿進みました。浅間山の麓を気持ちよく歩けるコースでした。今回の中山道歩きはこれでおしまい。次回は来年の春、雪解けを待ってからになります、中山道最大の難所、和田峠に挑戦です。
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坂本~軽井沢~沓掛 中山道六十九次ウォーク(7日目)

2018年11月16日 | ウォーク 中山道六十九次
11月11日(日)昨日の夜から高速をひた走り、JR佐久平駅へ。JR佐久平駅に駐車し、北陸新幹線あさま東京行きの始発に乗ってたった一駅、軽井沢駅へ。
 

久しぶりの新幹線、うれしくて思わず車内の写真をとった。10分足らずで軽井沢駅に到着。
 

軽井沢駅からは、碓氷峠を越えてJR横川駅へ向かうバスに乗車、期間限定運行の千曲バスです。30分ほどでJR横川駅に到着。7:30出発。
 

安中藩が管轄していた碓氷関所跡、薬師の湧水と続く。
 

今日はクラッシックカーの集会があるのかたくさんの車とすれ違う。坂本宿には本陣跡がたくさんある。
 

坂本宿を過ぎると間もなく車道とはお別れ、いよいよ登山道へ入る。
 

登山道には石垣跡などが残っている。急な登りをしばらくいくと、大きな柱状節理がある。
 

坂本宿が見下ろせる「覗(のぞき)」。小林一茶は「坂本や袂の下のゆうひばり」と詠んだ。
 

弘法大師が井戸を掘ると霊水が湧いたと言われている、弘法の井戸。
 

登山道は整備されていてとても歩きやすい。案内板もあり迷うところもない。豊臣秀吉の小田原攻めの際に作られた堀り切り。
 

秋の日差しをあびた紅葉が見事でした。
 

南向馬頭観音、北向馬頭観音と続く。このあたりは昔は山賊が出没したという、安全祈願のために作られたのでしょうか。
 

栗ヶ原は平坦で開けた場所。しばらくは道も平らで気持ちのよい登山道。
 

山中坂、長坂と登り切ると登山道は終わり車道に合流する。
 


11:30碓氷峠を登り切った(碓氷関所から標高差は約800m)。峠の見晴亭で昼食。白えびのかきあげそばとあんころもち、最高においしかった。
  

熊野神社は群馬県と長野県の境。高台からは山々を見渡せる。熊野神社は安政遠足侍マラソン大会のゴール地点!のぼりがたっていました。
  

かもん坂を下る。軽井沢宿に入ると、芥川龍之介など文人が利用したつるや旅館がある。お土産物屋さん、食べ歩きの店が多数あり、とにかくすごい人でびっくり!!
 

軽井沢はおしゃれな別荘地。紅葉もベストシーズンで多くの人で賑わっていた。古道の面影はあまりない、ひっそりたたずむ石仏石塔群。
 

軽井沢町歴史民俗資料館に立ち寄った、中山道宿場の資料などが展示されている。近くに旧近衛文麿別荘もある。浅間山を右手に見る、今日は天気もよく雲一つない。
  

本日の宿は沓掛宿を過ぎたところにある「和みの宿軽井沢」、15:30到着。中山道の道沿いにあり、朝晩の料理もおいしく、気持ちのよい宿でした。オーナーさんもとても気さくで色々なお話が聞けて楽しかった。
  

本日の歩行距離は約16㎞。JR横川駅出発で坂本~軽井沢~沓掛と進みました。碓氷峠はあまり急なところがなく、道も整備されて歩きやすく思ったより楽だった、下りが少なかったのも助かった。中山道最初の峠を何とか越えました。群馬県を離れ、いよいよ長野県に入ります、これから本格的な峠越えが始まります。
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