ブルーシャムロック

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潮風のメモリー_4

2013-11-18 18:22:59 | 潮風の櫻
その後、空井は北三陸市のあるスナックにいた。
ココのスナック自体、かつての上官である鷺坂が常連にした
所だった。
そこで、大吉にあった。そこで衝撃の事實をきいた。
「實は、ここにいるユイちゃんと俺を助けてくれたのはアメリカの海兵隊員だったんだよ

日本語に堪能な方が救助にあたってくれたんだ。」
ユイはだまって寫眞を空井に
「この人たち知っているよ。津浪にあった松島基地の再開に協力してくれた人たちだ。」
空井の大声に、店に来ていたアキが
「蛇男、いろんな縁があるんだね。まあ、再開できたんだから官公庁の性格上また救助に
いけば
いいべ。このまえのNEWSで見たけれどもブルーインパルスが歸ってきたときくよ。」
空井は軽いなぁという雰圍氣で苦笑して。
「そうだね。救助のHelicopterもなんとか歸ってきたし、つぎ救助隊員の広報として
仲間をprしたいね。」
とGlassのWhiskyを眺めながら述べた。
そういう軽口を言った跡、東北の長い梅雨が明けるか開けないかのとき、
秋田と岩手の県境で土砂災害が起きた。
松島基地のメンバーは自分たちに出動要請がくることを考えていたが、出動要請がでなか
った。
他のセクションの捜索隊員が倒木などと格闘しながら、被災した人の救助にあたっている

そして・・・。
2013年10月・・・。
伊豆大島の災害救助の基地として松島基地のメンバーは、広報業務に当たっていた。
空井は北三陸市の人に、こういうメールを書いていた。
「北三陸市の皆様、僕たちは伊豆大島の土砂災害の後方業務に追われています。
なんとか復旧した基地が、災害救助の基地として使われている事が誇らしく思って居ます

自分たち松島基地の人間が救助に向かったらもっとかっこよかったのにとは個人的には
思って居ますが。」
北三陸市の人は連日のテレビの報道と照らしながらそのメールをにこやかに見ていた。
おわり
コメント
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