ブルーシャムロック

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俺の故郷の青い松のこと

2017-09-09 11:23:55 | ポケモワール學園異聞
「それにしてもいろいろだよ。なんであんたは近衛兵をやめたんだ。」
怪物ランド出身のワーウルフが自分に答える。
あいつの間拔面と間抜けな声はもう慣れた。
「ああ。本国での微温湯のような仕事に飽きたのでね。」
と俺は言う。
「あんた妻子持ちなのに、ここまで来るなんてあんたも少し自分の立場を
間違えているよ。」
アメリカンショートヘアみたいな柄のだるまみたいな猫は俺に言う。
「トランティニャン、今も妻子は俺を恨んでいるよ。」
多少、だるま猫を睨む。
俺の名前はテオドールという名前だ。
以前ポケティンクルという惑星(?)のある国で近衛兵をしていたが、
何か物足りないことを感じて、俺は傭兵を始めた。
何もない曠野、俺達は仲間たちとジープに乗って進んでいる。
「おっさん、いつも一本松が生える故郷の村のことを言っているよな。」
ジープのハンドルを握っている立派な山羊のような角の悪魔が答える。
「ああ、そこに妻子を残している。」
助手席にのっている、馬みたいな驢馬みたいな生き物
(本人は馬だと主張している)
は、
「そろそろ敵の根據地だ」
と後部座席の俺達に言う。
こいつは、本国の家族に仕送りは欠かせないみたいだが、本当のことは
何を考えているかわからない。
いつも武器を磨いている。
敵の銃声だろうか。遠くから乾いた音が聞こえる・・。
コメント
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