ブルーシャムロック

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愛を込めたあとのその後の話

2020-03-27 18:53:36 | 逆襲の藤隆
「今日は水着自由の日、通稱褌の日か。」
日下部浩一郎は柿沼萌美とともに、いつも通っているスイミングに何日か休んだあと、
また通い始めた。見れば小学生ぐらいの男の子は六尺褌、女の子は和風柄水着や
バブル時代のハイレグワンピース水着に身を包んでいた。
「あ、浩一郎さん。久しぶりだね。」
浩一郎はある少年に呼び止められた。
「正平。」
浩一郎は少年を見た。
「今日は浩一郎さんが昔締めていた水泳用褌にしてみたんだ。」
少年は誇らしげに、褌になった自分を見せた。見れば11-2歳ぐらいの年齢のとき、
自分が着用していたものだ。
「知世さんが作ってくれたものだ。」
浩一郎は一言言う。
「愛佳ちゃんも、むかし萌美さんが着用していた水着を着てきたよ。僕とおそろいの柄だ。」
正平は言う。褌の柄もみんなが知っている褌の柄というよりは、1960/70年代の日本のカーテンみたいな
柄だった。
「浩一郎君。」
萌美だった。
愛佳と遅れて入ってきたようだった。
「正平君と愛佳ちゃん。やはり二人共水着道の私達後繼者ね。」
萌美は遠い目をしていた。
コメント
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