ブルーシャムロック

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褌を締めていた中学校

2022-07-22 18:14:03 | 逆襲の藤隆
「ところでさぁ、俺の通っていた中高一貫校だけれども、中一の
夏の臨海学校が、褌で泳ぐんだよ。」
ある年の春、日下部浩一郎が大学に進学したがその時知りあった
同級生の一人がそんなことを言う。
「へぇ。」
浩一郎は小学校時代、スイミングで褌で泳いでいたことを隠していた。
だから何も知らないように隱しだてをして聞いていた。
「まあ恥ずかしいけれども、開放感があるから好きになるんだよ。」
と友人は言う。
浩一郎は小学生ならばいいけれども、中学生はと考える。
「確かに。開放感があって気持ちいい。」
と浩一郎は思わず答えてしまった。
「そーなの。やっぱり俺と同じ年代で褌をつけていたんだ。」
と友人は言う。
「ああ。」
と浩一郎は思わず友人に小学生時代のことを話した。
コメント
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