ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

リゾートタウンの數日間_tsuketashi

2022-10-14 18:28:17 | 逆襲の藤隆
リゾートタウンのお姉さんが行きつけの店の
フュージョン料理屋だが、そこの女性シェフが
お店を閉じて旅行に行っていた。
今回は和歌山県有田市という場所に訪れていた
ようだった。
「お姉さん、今度のコースメニューだけれども
有田市の和食の店でであった女性の板前に
教えてもらったんですよ。優しい人で、
有田市の名産品を私の店に送ってもらって、
今回のコースメニューは有田市特集を組もうと
思っています。」
と、女性シェフはいう。
「はぁ。あなたらしい。」
とお姉さんは苦笑した。以前旅行に行ったときの
山形県鶴岡市の名産品を使ったメニューを
フレンチ風にしたのをみたが、今回は和歌山県
有田市というところなんだ・・。
と、お姉さんは考えていた。
「あなたは日本とか世界各地の郷土料理に
影響された料理を作っているけれども、
リゾートタウンや咎人市の名産品を使った料理も
作って欲しい。みんなここの郷土料理を食べたがって
いるしね。」
とお姉さんは多少意地惡く答えていた。
「そうですね。」
とシェフは答えていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リゾートタウンの數日間_13

2022-10-14 05:33:06 | 逆襲の藤隆
少し、時間は前後するが、妖精の国の錬金術師は、
リゾートタウンのお姉さんと出会っていた。
「この布でしたら、賣り物になりますよ。」
お姉さんの言葉が突き刺さっていた錬金術師は
お姉さんの場所を尋ねて、
「これですが、お姉さんが住んでいる周辺の
今や雑草になっている草を利用して使ってみました。
それだけではだめだったので、私の研究所に
出入りしている妖怪の国の知り合いの部族が
服を作るのに使っている樹皮を練成して作りました。
妖精の国であるものでは作れなかったのが残念ですが。」
とばつが惡いような顔をして、お姉さんをみた。
「ないなら仕方がない。昔は私が住んでいるのとは
別な地域で、樹皮を使って服とか褌を作っている種族
部族がいたようなのよ。だから、それを教えてくれた
妖怪の国の方は偉いかもしれない。」
とお姉さんは答えた。
「私の国で使う文様の他、模様を自在に印刷できる
素材も作りました。悪魔界の人の技術を応用しました。
彼らも錬金術師が発展していまして、
同じ悪魔や妖怪、妖精とやり取りをしているようです。
でも、私が頑張っても出入りしている妖怪や悪魔や
別次元の妖精みたいなことをしないよなぁ。」
と錬金術師はため息をついた。
「うん。それは人間界も悪魔界も、妖怪界も、同じかもね。」
お姉さんは励ました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする