ブルーシャムロック

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驚いたということ。

2025-02-08 16:30:24 | 逆襲の藤隆
「恥ずかしかったな。」
日下部浩一郎は大学生になって、褌姿になった時、こんなカッコウを
したくないのにと思って赤ふんに身を包んだら、何かここにいないほうが
いいんじゃないかと思うことが多くなった。
「これはこれでいいんじゃないの。」
一緒にいてくれた、八上正平や辻丸愛佳はそう言ってくれた。
「浩一郎君。」
隣りにいる柿沼萌美はいう。
「なんで。」
と浩一郎が聞くと
「褌を卒業したあとの浩一郎君の6尺褌姿はかっこよかった。
私も和風柄のハイレグ競泳水着は着た甲斐があった。」
と答えた。
「うん。ありがとう。」
浩一郎はこれぐらいしか言葉は出てこなかったけれども、
かつて褌を卒業しろと言った萌美からこんな言葉が出たのは
驚いたことだった。
コメント
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