津市久居二ノ町、野辺野（のべの）神社の境内の南側に
「山の神」が祀られています。
卒塔婆型のもの、自然石に「山ノ神」と彫られたものなど、
祭壇に一列に並べられていました。
同じ久居の川併神社にも同様の「山の神」があり、
こちらでも、昔地域に点在していた山の神を神社に集めてきたようです。
山の神の横に祀られていました「庚申さん」です。
「庚申塚」と呼ばれる場所に建てられていたものです。
庚申信仰は室町時代以降に全国に流行しましたが、
明治になって政府が「迷信」と決め付け、慣習は絶えてしまったようです。
野辺野神社のお稲荷さん（久居）
