美里町の探検日記GP

津市美里町(旧美里村)に住んでいるコレクターです。コレクション自慢(?)のほか、津のこと、美里のことも書いていきます。

津市の昔の地名~宮之前(津市岩田)

2015-02-12 21:15:38 | 津のこと


津市岩田にある大市神社、
神社の鳥居の前(南)は、かつて「宮之前(みやのまえ)」と呼ばれていました。

「お宮さんの前だから、宮の前で良いでしょ?」
と言いたいところですが、
石碑の説明を読むと、
「宮の前」と呼ぶほか無かった、という事情があったようです。



碑文にあるように、この界隈は下級武士と町人とが混じって住んでいたため、
伊予町や佐伯町のように同じ出身地の武士が住んでいたり、
あるいは弓屋敷のように鉄砲組の武士が住んでいたり、というような
明らかなゾーニングが無かったので、仕方なく「宮之前」と呼んだということでしょう。

そして、このあたり
(修成小学校から津市本町までの東西のライン)が、
実質的に津の城下町の南端だったと言えそうです。


(大市神社)

当時も2枚目の画像のように、神社の前の道路が東西に通じていました。
その道路の向こう(南)は田んぼで、民家はほとんど無かったそうです。
なので、人が住んでいないからには何々町と呼ぶこともできなかったので
単純に「宮之前」と呼ぶしか無かった、という説もあります。

津市の昔の地名~久留島(津市岩田)
コメント
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