
毎試合、白熱した試合が繰り広げられている、
第4回ワールドベースボールクラシック(WBC2017)、
日本は1次ラウンド、2次ラウンドとも3勝0敗で
グループリーグを突破し、
アメリカに移動して、4国のトーナメント戦による
決勝ラウンドに進出します。
これほどまでに盛り上がったのは、
MLBの選手が各国チームに参加していることで、
参加国間の実力差が縮まったから、と言われています。
特に驚いたのは、イスラエルですね、
2次ラウンドで敗退しましたが、
ユダヤ系のメジャーリーガー等を集めたチームは
韓国・オランダに競り勝って
1次ラウンドを3勝0敗で突破しました。
自国出まれでない選手を代表に選ぶことができるルールにより、
野球が盛んとはとても言えない国でも、
メジャーの選手を集めて
強力なチームを作れることが明らかになりました。
かつてはイタリアやスペインもWBCに出場しており、
今後もこのような傾向が強まるように感じます。
ただ、
アメリカや日本のような、
レベルの高い国内リーグを持つ国よりも、
輸入した選手で固めた国が強かった、ってことになったら
興行的には面白かった、となるかもしれませんが
世界各国で野球人口を増やすという理念から
外れていくような気がします。
ともあれ、
日本の選手にとっては、どの国と対戦しても、
メジャーリーガーを相手にするので、少しも気が抜けませんが、
決勝ラウンドでも、活躍してほしいと思います。
2012.9.日本プロ野球選手会、第3回WBCへの参加を決断