走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

違う対応

2022年01月06日 | 仕事
昨日のBC州の記者会見。オミクロン株はBC州のコロナ感染者の85%を占めていること。オミクロン株の潜伏期間は3日で、ワクチン接種後の無症状感染者もいることから、BC州の4人に1人は感染者と非常に至近距離にいること、非常に高い感染率なので今までのようなコンタクトトレーシングは意味がない、と言い切りました。

州の命令として規制を引かないのか?の問いにも、個々の団体や事業主に任せる、とした。

経済と医療のファインバランスなのだろう。しかし症状が有ればパブリックへは出ないように、ときっぱりと言う。雇用主は大勢の職員が病休する事になるから準備するように、と忠告し、在宅から働けるのなら、それを推奨するように、と語った。

同じコロナでも違う対応。オミクロン株はデルタ株より重症化しない、の報告がイギリスや南アフリカからあったが、ワクチン接種率の高いカナダでも入院率、ICU利用率がジワジワと上昇している事実もある。

学校は今まで通り開校。医療者と教員は優先してPCRテストやワクチンを行なっている。先行き不透明な日々が続きそうです。


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