走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

ごめんなさい。私のせいです

2017年03月18日 | 仕事
恒例の春休みスキー旅行。自宅から5時間半ドライブのシルバースターと言うスキーリゾートへ来ています。快晴と零下でスキー日和。楽しい!宿泊先の窓から見える景色が素晴らしい。遠くにオカナガン湖とカラマルカ湖の両方が見える。



で、毎回のことなのですが、私の留守をカバーしてくれる人がいないので、毎日少しずつ働かなくてはなりません。

昨日は急いでしなければならない仕事はなし。しかし今日はすごい数のタスク(今日やることのリスト)が。それも同じ患者について。だーーーーーー!

彼女は新患さん。処方薬の麻薬とベンゾ系の薬に依存がある難しい方なのだ。で、休暇前の長い診察でベンゾ系の薬を減量の方向に向かうことを承諾した彼女。2週間ずつで1年近くの減量計画とした。

先ずは半減期(長時間の効果が得られる)の薬へゆっくり転換していくこと。相対量は減らさない。

ところがなんとしたことか、4枚ある処方箋の一枚を渡し忘れていたものだから彼女は退薬症状を経験している。私を呼び出す彼女の気持ちは十分わかる。

しかし、スタッフはそんなことを知らない。そして彼女の悪い歴史を知っているので、やっぱり彼女は、、、て態度。話がもっとややこしくなる。薬局の薬剤師も同様。


あああああ、ごめんなさい。私のミスです。

スタッフに言われた。休暇に行く前に難しい患者の処方を変えたりしないでね、と。

はい、休暇から帰ってから始めれば良い。こんな簡単なことで全てが上手くいく。毎日学びです。

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