シリーズ横道
昨日のブログを読んで、いやいや今までのブログも同様に読んで気を悪くされる方がいることは重々承知しています。しかし誰かが声を上げ、現実を直視しなければ、変革は起こらないと思います。
人間も社会も完全ではありません。だからこそいろいろな角度から吟味していく、つまり議論していく事が重要になるのです。それによって物事の完成度は上がっていくものだと思っています。
なぜミニドクターと呼ばれるのか?
なぜ現行制度が広がらないのか?
なぜ看護師がプロとして認められないのか?
なぜ診療看護師や専門看護師が未だに正看護師と同じ業務をするのか?
なぜ診療看護師や専門看護師が管理職を兼任しないといけないのか?
なぜ看護界内で看護に関する見解が異なるのか?
なぜOO看護師の違いを説明できないのか?
なぜ日本から世界の雑誌に投稿するスカラーが少ないのか?
真実を突きつけられるのは痛い事です。しかし目的は人を傷つけることではなく、より良いものを作っていくことです。
閉ざされた日本の中にいると目の前にあるものが「こう言うもんだ」と納得してしまい疑問を持ちにくくなります。「動機を持たずに修士へ進んだ自分が悪い」「統計学を理解できないのは数字に弱い自分のせい」「自分はリーダーになる才覚がない」と自己責任で終わらせるのも簡単です。しかしそれではそう言う貴方を作り出したシステムは同じような人を作り続けます。個人の視点からシステムの視点へ。何度も言いますがミクロからマクロへ視点で議論する事がシステムチェンジの鍵です。
私は外から日本を見ているから日本の中が見えやすいのです。だから下記のような日本の看護界の課題について提言しました。
正看護師も含むOO看護師の明確な区別化とスタンダードとスコープの作成
学士課程の見直し : 3+1 の教育課程から真の4年課程への移行
3年制と4年制看護教育課程の区別化
学士、修士、博士教育課程の教育機関以外の団体によるクレデンシャル化
看護の団体の3本化(教育機関、免許管理団体、職能団体)と役割分担と協同
今年も昨年同様、同じようなことを少しずつ視点を変えて繰り返しブログに書き続けてきました。1人でも多くの人に本来あるべき看護の姿を理解してもらうために。そしてこれを2020年も続けていきます。来年も宜しくお願いします。