走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

点と点が繋がらない

2022年06月17日 | 仕事
んんんんんん〜

なかなかわかってもらえない。プライマリーをしていると、一回一回の診察を完結させることも大事なのだが、連続性も大切なのだ。例えば2ヶ月と言う短い期間に2度抗生物質を投与しなければならなくなった患者は、抗生物質の処方だけではなく、感染症にかかりやすい理由を見逃していないか?と疑問を持つ姿勢。糖尿病とか免疫性疾患を見逃していないか?

そんなところだ。

私の2倍以上も診察時間を使うのに、鑑別診断の消去もできなければ、その背景にも疑問を持たない。事前に予習の時間も与えて、シナリオを数通り想定していて、それらについての説明をしても点と点がつながらない。

患者には人気がある。永遠と話を聞いてくれるから。でもね、診断と治療ができなければ仕事にならないのよ。多くを望み過ぎかな、、、ガックリ


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2 コメント

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疑問を持つ習慣 (舶匝)
2022-06-17 09:29:33
が身に付いているかどうか、の差でしょう。
ちなみに、トヨタを含む自動車製造現場では、「五回のWHY」という言葉があります。
「why……?」
「because ○○」
「why ○○?」
という具合の連鎖が、点と点に繋がりを生み出し、真因へたどり着く。
(QCサークル的な書籍が参考になります)

(診断に貢献しない「たわいもない会話」は、信頼関係形成の基礎工事。医療系に不足してることです。)
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Unknown (missy0806)
2022-06-18 11:32:50
> (診断に貢献しない「たわいもない会話」は、信頼関係形成の基礎工事。医療系に不足してることです。

そうですね。診断治療に長けていてもコミ能力が低ければ信頼関係は気付けません。人間同士ですから。しかしその逆: コミ能力は高くても診断治療はダメ。これはこれを生業にしているものにとっては免許を取れない保持できない可能性も。そう言う意味で書きました〜
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