一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

松梁の仕上げ完成

2011年10月12日 16時05分31秒 | 住宅リフォーム・耐震
▲ 仕上げがほぼ終わりました。
アイランドキッチンが入ると完成します。


2011年9月23日 梁塗装の色 の続きです。


塗装を布でふき取ってもらい、松梁の木地を生かしました。

新しい金物は、黒で塗装してもらいました。
メッキの上からですから、これは
剥げ易いかもしれません。


斜めに入っている火打ち梁は、もともと有ったものですが
見た目がかなり悪かったので、大工さんに四方を
別の木で、ぐるりと囲んでもらいました。


それにも、同じように少し色をつけるため
塗装後、ふき取ってもらいました。

完全な白木とは違い、少し色が付いた感じです。



リフォームでは、勝手にこんなことを
指示してしまうので
時間が余分に掛かってしまいます。


もっとも、構造的な問題や補強の問題、
雨仕舞いの問題や断熱の問題など、

リフォームでは、工事をしながら、その場で判断して
変更していくべきことがたくさんあります。


本当は隠れる部分は無視をして、見なかったことにして
黙って進めるのが、工事をする側の立場では一番です。

監理が入らない場合や、設計施工では
そのようになりがちです。

早く工事を終わらせないと、職人さんが
親方や工務店から叱られるからです。


そのため、リフォームでは工期などは必ず余裕をもって
進めることが大切です。




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建築士としての土地確認

2011年10月11日 12時25分17秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲土地の確認に現地へ行きました。


土地の購入決定前に、
建築士の立場から土地の確認に行っています。

いつもは、日曜の早朝に車が混んでいないときに
確認へ行きます。

2011年10月2日(日)と9日(日)の朝はいずれも行って来ました。
鎌倉と相模原市で、別々のユーザーです。


昨日10日は、日曜ではありませんが
午後から契約予定とのことと

青葉区で事務所に近かったこともあり、急遽
現場確認へ行きました。


いずれも、以前からご相談頂いているかたです。

建物に関しては、プラン変更は可能ですが
土地に関しては、契約をすると変更はできませんから

契約前に、念のため事前確認へ行きます。


この約1週間で3件、拝見しましたが
土地契約される方は、1件だけです。

いずれも契約のつもりで現場確認依頼を受けています。

建築士の立場で客観的に指摘するだけですが、
それで土地の契約を辞めてしまわれることは、
珍しくありません。


幸か不幸か、私の土地のダメだしで
土地探しに2年間、掛かってしまった方も
いらっしゃいますが、

ご希望に最適な土地が見つかり、
完成後も快適に過ごされています。


但し、私が、イエスとかノーとかを申し上げることは
ありません。

周りの環境など主観的な点は、判断できませんので
ご本人が必ず、確認されていることが必要です。


建築士としての視点でアドバイスするだけですので
それを踏まえて、ご自身で結論を出していただいて
います。


見る視点が異なるので、
ご自身の目と第三者の建築士の目で見たうえで
最終検討し、決めることは、無駄ではないと思います。

2度、3度、4度と、良い土地を見つけるたびに
私もその土地を拝見させていただいている方も
いらっしゃいます。


ミタス一級建築士事務所の考えに賛同して頂いて
依頼する予定(予定ですので、流れても構いません)
の方であれば、何度でも拝見させて頂いています。



▲これは、雨水を自分の土地に浸透させて処理をするための枡です。
この土地は、下水に雨水を流すことはできません。




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基礎コンクリート工事まで

2011年10月07日 16時07分00秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲ ミキサー車とポンプ車でコンクリート打設


本日、2011年10月7日、基礎コンクリートの立ち上がりを
打設完了しました。

基礎のコンクリートを打設するまでの
写真を簡単にアップしながら、説明しましょう。



 
▲これが、土地を掘り終わったところ。根伐完了です。



▲これは、高さを検査中です。



▲その後、このように砕石を敷き転圧します。



▲防湿フィルムを全体に、しっかり敷き、完成後の湿気の上昇を防ぎます。



▲捨てコンクリートを打設します。



▲基礎配筋検査中です。



▲ベースコンクリート打設中です。



▲もちろん、伝表もチェックします。



▲▼現場で、コンクリートを採取して検査、
 及びテストピースを取り、実際に破壊して強度を測ります。
木造2階建でも、いちいち、こんなことまでします。




▲ベースコンクリート打設完了 この後、24時間は、一切の作業禁止です。



▲立上がりの型枠を載せます。
アンカーボルトやホールダウン金物、かぶり厚などの検査中

左にいる赤いTシャツ男性は、もこみち君似かな…(^^)ゞ
右は、ミタスの設計スタッフ。


▲そして、この立ち上がり部分にコンクリートを、本日打設しました。




注意事項は、最初のベースコンクリートを打設したあと
24時間は、一切の作業をさせません。

コンクリートに衝撃などを与えないための養生期間です。


さらに、立上がりコンクリートを打設したあと

ミタス一級建築士事務所では、気温に関係なく中5日間は、
型枠をはずさせません。

コンクリートの完全な養生期間とします。

これら僅かの期間は、急がない方が良いでしょう。



真夏では、翌日に水をまいてコンクリートに
水分を与えます。

今の気温なら、この5日間の間に
一度水をまきに行く予定です。




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