▲ヨーロッパの都市部の住宅では、東西南北の方向に限らず、
よほどの豪邸で無い限り中庭ですね。
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
本日は土地を観に行きましたので、こちらの地区は雪にならずに良かったです。
新築をお考えの方が、土地の2箇所の候補を迷われていて、
どちらが良いか私の考えを参考までに、申し上げるためです。
土地については、環境や通勤、通学など主観的な要素がたくさんありますから
私がどちらが良いかを決めることでありません。
しかし、それらを抜きにして、単純に家を建てる場合に
どちらが良さそうかという客観的な意見なら述べることはできます。
住まいのご要望が決まっていれば、なおさら具体的に指摘できます。
それらをもとに総合的に決断するのは、ご本人です。
このように土地探しの段階から、当然のことですが、
建築士としてアドバイスさせて頂いています。
それに加えて不動産業者との取引時にも、
重要事項説明書や契約書を事前にチェックさせて頂き、
アドバイスさせて頂いています。
宅建主任者の資格も取得しているのは、このためです。
不動産屋のベテラン営業マンでも、この資格をもっていない人はたくさんいます。
その理由は…
驚かないで下さい。
正しい民法や宅建業法を、実は知らない…からです。
実務的にはベテランですから知っているのでしょうが、
宅建業法的には違法に近い行為が当たり前のように行われてきたからです。
ですから、50問の選択問題のみの試験に合格できないのです。
私が取得したのは約10年前ですが、1週間前からの勉強で取得しました。
もし、実務で正しい知識を使って仕事をしているのであれば、
僅か50問しかないですし、メインの民法と宅建業法を抑えておけば、
後は他の法律からの出題といっても、不動産に関連する内容ですから
一般の人より本来は、かなりわかりやすいはずです。
問題が生じなければ契約はどういう内容でも良いのですが、
問題が生じた場合のため、契約書は存在し、そのときにどのような契約に
なっているのかが重要になってくるのです。
土地に関して建築士としてのアドバイスに戻りますが、
「止めた方が良い」というアドバイスに従って、
その後、良い土地を見つけるのに2年も掛かってしまった
お客様もいらっしゃいました…(^^)ゞ
でも、以前よりもっとベストに近い土地が見つかったため
結果的には、建物の設計を含めて大変満足して頂きました。
7メートルの高さの新しい擁壁を造って売られていた建売フリープランの土地で
「私なら購入しません」というアドバイスを差し上げた方がいらっしゃいましたが、
購入され、工事途中で地盤の沈みが発覚して問題になったケースもありました。
「止めた方が良い」ということで止めても
それより良い土地が見つかるかどうかは、わかりません。
どちらが良いかも両方に建てて比べて住むわけでもありませんから、
正解はどっちだったかもわかりません。
しかし建売でも建築条件でも、ハウスメーカーの注文住宅、工務店の注文住宅、
設計事務所の注文住宅でも、それぞれのメリットとデメリットを知った上で
自分の要望や状況を考えて決断すれば、決断したことはどれにしても正しいはずです。
恐いのは、プロなら事前に簡単にわかることを知らずに決断してしまって、
後で、こんなことなら…と後悔することです。
最期はご自身で決断しないといけないのですが、
客観的な要素を加えたいという方はどうぞ、遠慮なくご相談ください。
ミタス一級建築士事務所のホームページをご覧になり、
私の考え方に賛同して頂ける方か、ご紹介頂いた方が対象ですが、
ミタス一級建築士事務所での設計監理や検査を依頼予定の方でありさえすれば、
実際に依頼することになるかどうかは別にして、無料でアドバイスをしています。
横浜市 住宅 設計事務所
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