一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

ゴールデンウィークの初めに

2007年04月28日 19時33分19秒 | お楽しみ~(^^♪
みなさん、こんばんは。ミタス一級建築士事務所の清水煬二です。

本日からゴールデンウィークです。私は朝から仕事で、耐震が不安な方の自宅を調査に出ていました。

昼には戻り、このブログをアップして食事に行ったはずが…。先ほど確認のために見たらアップされていなくて、データーもない…。トホホです…。


結構、力作の長文を書いたので、同じ内容を書く気力は無くなりました。建築に関係ない、別のものに…(^^)ゞ


本日の調査の家では、相田みつを の額が何個か飾ってありました。私が独立する前に自分で購入したのは、皆さんもご存知の

「つまづいたっていいじゃないか、にんげんだもの」の額でした。

「そうだ、人間だからつまづいても、いいんだ!」と訳も無く納得して、元気になりました。

事務所の出口(入り口でもありますが…)には、やはり相田みつを の「日々是好日~」の額を以前から掛けています。



また、独立する前、退社願いを出した前後で車の中で繰り返し聞いていたのは、大黒摩季の「あぁ」でした。

やっぱり~夢を叶えたい~♪ という出だしの歌のもの。

リピートして、何度も一緒に大きな声で唄いっていました。(笑)とても人さまには聞かせることはできません。通勤の車の中で一人だからこそできたのですが。


何事も、何かを捨てて新しいことを始めるには不安がありますが、失うものがあるから得られるものがあります。どちらが得でどちらが損かと考える必要はないと思うのです。


長い目で見ると損得の計算で選択した場合は損をし、

損得を抜きに自身の情熱や良心に従って選択した場合は、気が付くと、やがて大きな利息を付けて、場合によっては何倍にもなって自分に返って来ている気がします。

正月、盆、そしてゴールデンウィークの順に、普段とは違い、これまでのことを考えて、これからのことを考える時間が取れます。

今年は、まもなく新しいことをスタートさせることになります。そのことを考える時間が必要ですし、楽しみでもあります。


体調を崩されることなく、皆さんもゴールデンウィークをお楽しみ下さい。




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インテリアコーディネーター資格必勝法!その2

2007年04月27日 11時35分14秒 | その他
こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水煬二です。

4月12日のブログで紹介した、フォスタープランのホームページをご覧になり、その考えかたに賛同されカタログを請求して、先日説明会にも、わざわざ足を運ばれ入会手続きをされたという、うれしいメールを頂きました。

良いとはわかっていても実行に移して一歩踏む出すことは、なかなか難しいものですが、私のブログごときがきっかけで実行して頂いた方には、感謝するとともに頭が下がる想いです。


さて、インテリアコーディネーター試験の勉強法の秘訣の続きをお話しておきましょう。

2007年4月24日の続きです。

一般の方は、まず興味のある事項から勉強するよう、それがわからなければ、歴史や様式は必ずカットして、色の勉強から始めることをお勧めいたしました。

実力を付けるのであれば、何年掛かって勉強しても良いのですが、はやく実力を付けたければ、資格をとって実際に見習いでも何でも仕事をして実力をアップしていくべきです。10年机上の勉強を続けるより、半年仕事をするほうが実務的なレベルはあがりますし、自分に何が足りないかもわかります。資格を取得してからのレベルアップ方法は、いずれの機会にお話します。今回は、その試験を取得することが目的の話です。


試験ですから、実力があるかどうかは関係ありません。合格しなければならないのです。そのための勉強と割り切れば、効率的な勉強法は、みなさん抵抗されるのですが過去の問題集に早めに取り組むことです。

「わからないから…」「全然知らないから…」と一般の方のほとんどの方は躊躇します。でも、どんな試験問題が出るのか、自分の今までの知識と勘で解ける問題があるのか無いのか、さっぱりわからないところ、勉強すればわかりそうなところ、どういったことが出るのか…を知らずに膨大な量の勉強をすることほど、非効率なことはありません。


私が資格試験の勉強をするには、過去の問題集で詳しい解説の付いたものがあれば、真っ先にそれを行います。問題を読んで考えて、わかってもわからなくても回答して、詳しい解説を読み、それで理解できるところは理解してしまいます。

わからなくても気にせず、次に進んで過去の何年かをやってみます。重要な部分は何回か出ますし、ほとんどでない項目もわかります。インテリアコーディネーターや一級建築士の試験だけでなく、宅建試験も、この詳しい解説の付いた過去の試験問題集だけで合格しました。


一般の方は、早めにこれにトライすることで、その後自分で勉強していくときに、「ここまでは覚えなくても良いかも」「これは、わかっておかないとダメかも。」ということが何となく理解できますから、強弱の付け方がわかります。

試験という課題と戦うのですから、相手のことを知らずにすべてを用意しておこうと勉強するのと、捨てるもの、理解しておくもの、単純に覚えるものと感覚的にわかっておく、これが大切です。


世の中にインテリアコーディネーター必勝法とか、参考書などがたくさんでていますが、時間があれば私がテーマごとに効率的な勉強方法や暗記の仕方を含めた内容で、参考書を本当は執筆してあげたいくらいですが、忙しいので止めておきます。(^^)ゞ

73歳までは、自分の理想とする住宅を求めて研究し実現していくこと、日本の住宅全体のレベルがあがることに力を注ぎます。


次回は、2次試験対策についてもお話ししておきましょう。





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雑多なお話です。

2007年04月26日 13時54分08秒 | 建築家の日記
みなさん、こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。

昨日は、昼前から都内のセミナーで外壁塗装について学び、帰社しませんでした。

外壁塗装や屋根の塗装については、私の小冊子の「住宅リフォームの落とし穴」外壁・屋根・開口部編を7年前に書いたのですが、今自分で読み返しても、キーボードを一本指で押しながら、レイアウトもすべて自分で行い、よく一週間で書き上げたなぁ…と感心します。

この毎日のブログでも、読み返すと誤字・脱字・文章のおかしいところが、短いにもかかわらずたくさんあるので、5回読み返せば毎回の5回とも訂正して、再投稿しているくらいです。


この冊子は、60ページ程度ですから、通常の書籍と比べれば短いのですが、今の私より頭の回転が良かったのかも…と思うほどです。校正はなく、私が書いたそのままで印刷されましたから、文章の稚拙な部分や、間違いは、もちろんありました。

今年しなければならない大きな仕事がいくつかあり、そのうちのひとつに書籍の発行があります。何冊も書ける切り口やテーマはあるのですが、7年前の勢いでいけば、あまり時間は掛からないはずなのです。

以前と違って、他にすべきことが多すぎてなかなかそうはいきません。どこかで一気にいくと思いますので、楽しみにお待ち下さい。


さて、本日、これから決断する問題点をお話ししましょう。

地下車庫と擁壁の家において、解体が終わり、給排水の工事で問題が生じました。状況に応じて他ではよくやっているのですが、床に大きな枡を2つ入れると、車庫の床の強度が、補強しても不足するのです。

その場で各職人とも協議し、構造面も排水面も成り立つ解決策を決めたのですが、構造体の強度を確保したこの方法では、下水道局の許可が、他の地域では降りるのですが、その地域は制限が厳しいため降りなかったとのことでした。

解体前後に、何度も現場監督にはやく給排水業者と打ち合わせをするよう指示を出していましたが、私が現場に立会うまで何もなされておらず、結局10日間くらいのロスがでてしまいました。


その後、3つの選択肢を業者に指示し検討させましたが、対応可能なのは、そのうちのひとつしかないと、本日の朝わかりました。
私が一番避けたかった、費用も工事手間も掛かる方法です。

止むを得ません。決断を延ばしても工事が延びるだけですから、これで決断です。
工事は、問題点が生じたり、まずいことが起こればストップさせないといけませんが、決断できないで工事を延ばすというのは、一番職人の士気が下がるので、よろしくありません。決断できない人間には、職人も付いてきませんし、言うことを聞かなくなります。権限のない現場監督が決断できずに曖昧にして済ませると職人になめられるのは、このためです。


本日は、雑多なお話になってしまいましたが、この後も忙しいので、本日はこれで。(^^)ゞ





▲7年前に私が書いたのですが、今読んでも、「なるほど…」と自分で感心してしまうのです…(^^)ゞ



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インテリアコーディネーター資格必勝法!

2007年04月24日 10時45分18秒 | 建築家の日記
こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水 煬二です。

先日、インテリアコーディネーターの資格試験の勉強のコツをお話しますと、偉そうなことを書いてしまいましたが、早めに約束を果たしておきます。(^^)ゞ

建築の経験や知識のある方は、私が行ったのと同じように、過去の問題集の詳しい解説が付いたものを、ざっと読んでチェックしておけば、それで良いでしょう。特に販売関係のマーケティング用語や利益率関係の用語と意味を理解しておけば、良いです。


私は昼休み、外食に行く途中、食事しながら、帰り道とその問題集を鉛筆を持ちながら読み、二宮尊徳のように毎日1時間チェックしまくりました。一週間の約6時間でしたので、じっくり読むのは、「おやっ」と思ったところだけで、その他のわかっているであろうところはザッと流し読みで、眺めただけでした。

でも、これは建築知識や経験のある方の方法です。

建築の経験や知識の無い方は、そういうわけにはいきません。

みなさん、自分で始めるときはスクールに行く人は別として、参考書っぽいものを購入されて始めるのですが、最初の1週間で9割の人は挫折するでしょう。

どうしてかというと、最初にインテリアの歴史や建築様式、家具のデザインなどが出てきます。正直にそこから始めますが、ここで、一体どこまで覚えれば良いのだろう??と不安に駆られるのです。

歴史は突っ込んでいくとどこまでも広範囲になっていきますし、理解するというよりは暗記になってきます。西洋もあれば日本もありますし、難しい漢字が出てきて読めなかったりします。好きな方は良いのですが、そうでない方には大変なのです。昨日覚えたつもりが忘れている、こんなにはとても覚えられない…。


ですから、歴史や様式は一切、手を付けない。飛ばします。何故なら試験の得点も非常に低いから、全部間違っても、どうということは無いからです。最後までやって時間があれば勉強してください。資格を取ってからでも良いでしょう。

それよりも、インテリアコーディネーターを目指すからには、そういう面での憧れがあるのですから、色の勉強から始めるのです。これは、みなさん興味がありますし、一生懸命になります。色を覚えてから、インテリア関連の実務にも役立ちそうな項目から勉強していくのです。

色からでなくても良いのですが、やろう!と思った御自身が興味をそそる対象から勉強してください。

もうひとつ、期間を決めて資格に合格ということを意識するのであれば、早めにやっておくことがあります。これをするかしないかでは、その後の効率が全く違ってきます。

次回にご説明いたします。



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住宅勉強会やセミナーのお知らせ

2007年04月23日 10時43分46秒 | 住宅セミナー・住宅勉強会
こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水 煬二です。

間が開いてしまいました。調停委員の集まりや、早朝からの着工立会い、工事検査での問題など、いろいろありましたが、バタバタしていたら、ついつい日が経ってしまいました。


今週からまた、アップ開始します。

ミタス一級建築士事務所で行っている勉強会は、5月19日(土)、6月16日(土)の予定です。

6月は勉強会の翌日、17日(日)に、外部でセミナーをして欲しいとの依頼を受けています。

参考になるテーマであれば、ご参加下さい。

5月19日(土)勉強会 午前10時~11時30分「カーテンについて」…カーテンを専門に取り扱っている外部講師にお願いします。

6月16日(土)勉強会 午前10時~11時30分「カーテンについて・その2」にするか「キッチンについて」を行う予定です。5月の内容を聞いて確定します。


6月17日(日)外部主催のセミナー 午後1時~2時30分「間取り必勝法」というテーマで行う予定です。場所は、TBSハウジング湘南ひらつか展示場

です。詳細は、ホームページに来月アップいたします。

今週は、ゴールデンウイーク前、その前に片付けなければならない仕事が多いですが、ゴールデンウイーク中は、じっくり自分のやりたい仕事ができるので、今から楽しみです。(^^)ゞ 

仕事以外では伊豆へ日帰りで行く予定と新横浜プリンスへアイスフィギュアスケート、荒川静香さんの滑りを懲りずに観に行く予定です。



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インテリアコーディネーターなどインテリア関連の資格

2007年04月18日 11時07分35秒 | その他
こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。

建築関連の資格(1)  の続きです。

インテリア関連の資格の違い、特にインテリアコーディネーターとインテリアプランナーの違いなどについてもお話します。

皆さんに馴染みのあるインテリアコーディネーターという資格は、通産省の認定試験です。国家試験ではありません。

あまり知られていない、インテリアプランナーというのは、昔の建設省、今の国土交通省の国家試験なのです。

インテリアコーディネーターは、通産省というだけあって、インテリアの販売という分野も試験にかなり出題されます。

インテリアプランナーは、インテリアに関して一級建築士と同等の知識と経験を要求している国家試験なので、インテリアコーディネーターと比べれば、はるかに難しい試験です。

インテリアコーディネーターは、勉強すれば実務経験のない主婦でも取得できますが、インテリアプランナーは、実務経験がないと合格するのはかなり大変でしょう。

その他の、福祉住環境コーディネーター、キッチンプランナーや商業設計士、照明プランナー、などなどは、すべて民間の認定試験なので、比較的簡単に取得できます。この中では、福祉住環境コーディネーターが、社会的に認識されていますし、2級の人は役所にリストも置かれるので、価値があるかもしれません。


インテリア関連全部の中で、比較的簡単に取得できて社会的に認識のあるのは、インテリアコーディネーターですね。

インテリアプランナーは、業界内でもそのレベルを知っている人には評価されますが、難しいわりにメリットが何も無いのが残念です。

インテリアプランナーの資格が設立されたとき、当初の数年間は、経験があれば4日間の講習会に出れば資格がもらえました。通常の試験も並行してなされ、私は会社の命令で、どの程度のレベルかを見極めるために通常の試験を受験させられました。

1次試験は、1級建築士でも受験した半分の人は落とされました。2次試験は、7時間30分の長い時間のなかで、インテリア設計図面やパースなどを描かされるのですが、ゆっくり考えていると時間は足りなくなります。これも簡単ではありませんでした。

合格はしましたが、難しいとわかったので、次の年から社内の資格対象者は講習会で資格を取得しておくように指示がでたくらいです。かなり昔なので、現在のレベルはどうなのかは知りません。

5年に一度の更新で、2度目か3度目かのときに、ぎっくり腰で2週間動けないときに書類提出の期限がきていたことを忘れしまい、更新できませんでした。もう一度試験で取れといわれても、メリットがないし、7時間30分も描き続ける根気がないので、受ける気はしません。(^^)ゞ 取得済みの方は、私のように更新を忘れませんよう、早めに手続きしてくださいね。


さて、インテリアコーディネーターについては、私の以前のユーザーが、こんな夢のある仕事を自分もしたいと会社を退職され、資格をお取りになって、以前の会社に入社された方もいらっしゃいました。しかも、同じ会社の私の後輩と結婚というおまけまでついて、本当にご縁があったのでしょう。


新築を期に、インテリアを勉強して資格を取ったという方のお話もよく聞きます。


次回は、そういう人のためにインテリアコーディネーターの資格取得勉強法の極秘テクニックをお教えしましょう。


ちなみに、私の資格取得の勉強期間は、いずれも学校に通ったことはなく、
休みの日がなく終電には間に合うように帰りたいという会社勤め時代に取得したのですが、

インテリアコーディネーター    試験1週間前からの昼休みの時間のみ
福祉住環境コーディネーター2級  試験前日の夜10時から
一級建築士            1次試験に1ヶ月間のみ
宅建主任者            試験1週間前から

インテリアプランナー、一級建築施工管理技士、その他は勉強時間なし。 


ミタス一級建築士事務所の事務スタッフも、本人の努力ですが、私がかけたプレッシャーに耐え独学で取得しました。

興味のある方は、お楽しみに。 

 


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境界、擁壁などのトラブルと注意

2007年04月17日 13時23分19秒 | 住宅ノウハウ・実例
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水 煬二です。


購入や建て替えで注意する点には下記の内容もあります。


既存建替えのとき、中古住宅を購入しての建替えの場合など、境界のポイントがあいまいですと、問題になってきます。

建替えの場合、境界のポイントがない古い土地の場合、役所から事前に明らかにするよう指示を受けることがあります。この場合、勝手に境界のポイントを付けるわけにいきませんから、お隣の正式な承諾が必要です。すんなりお互いの認識が合えば良いのですが、そうでない場合は、建替える方が譲歩する立場になってしまうことは充分考えられますし、実際そうなるケースが多いようです。

それを避けるには、土地や中古住宅を購入するときには、ハッキリ境界のポイントがあることを確認すべきです。無ければ、ポイントを付けてもらうことを条件にすると良いでしょう。


境界ポイントがあるにもかかわらず、問題になることがあります。
取り合い部分の工事で、職人が勝手に撤去してしまうケースです。

トンチンカンな意識しかない業者の場合、これがあります。
ハッキリとわかる事前の写真などの証拠や目印があれば良いのですが、お隣と認識が合わない場合は、困ったことになるでしょう。

これは、境界に限らず、業者や職人の意識が低いとどんなに事前に指示を出していても平気で無視をして工事してしまいます。

冷静に話し合いで解決できれば良いですが、お隣も絡みますから注意が必要です。



お隣が絡む場合といえば、隣のブロック塀や擁壁がある場合、それが正式なものでなく強度が不足している場合、崩れる可能性も考えなくてはなりません。お隣に補修して下さいと言えれば良いのですが、言えないケースがほとんどでしょう。


逆に自分たちの土地の擁壁を造り直す必要がある場合、隣の敷地に入らなければ工事できないとか、自分たちの家だけではなく隣家も壊さないと造り直しができない場合があります。


中古住宅を購入する場合には、こういったことも視野に入れて充分注意してください。不明な場合は、よく理解している専門家に購入前に意見を聞いておくべきです。




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リビング空間について考える(8)

2007年04月16日 15時46分00秒 | 2階リビング空間を考える
こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。

さて、2階リビングのメリットについての話、

リビング空間を考える(7)

の続きです。


今までの話は、

①空間については上部の屋根空間を目一杯使えること
②耐震性に極めて有利であること
③温熱環境や快適性が有利であること
④視覚面、プライバシー面で優位性があること
⑤災害時での優位性

でした。

防犯面を心配される方が多いのですが、これもよく考えてみると2階リビングは意外にメリットがあると思います。デメリットもあるでしょうが、これを一緒に考えてみたいと思います。


1階が寝室ですと、夜中に突然入ってこられると怖いですよね。しかし、そういう方は、面格子だとかシャッター、雨戸、防犯ガラスのいずれかは必ずお使いになるでしょう。

夜中に寝室で寝ていたら、その部屋に侵入しようと思えば、同じ部屋でガチャガチャするのですから普通は起きるのではないでしょうか?侵入しようとする泥棒の気持ちになると、2階の寝室にいてくれた方が、入りやすいはずです。

1階が寝室とわかっていれば、そこからは入ろうとは思いませんよね?
万一入って来ようとすれば、時間が稼げれる状態にしてあれば、逃げることも声を出すことも可能でしょう。

入るなら1階のトイレや洗面、浴室ということになりますが、これは1階リビングでも狙われやすさは同じで、2階で寝てくれている方が心理的には入り易いはずです。あと、狙われ易いのは、キッチンの勝手口です。キッチンが2階になれば、ここは狙われにくいですね。

侵入者の気持ちになれば、昼間は1階であろうと2階であろうと、誰か人がいるとわかっていれば入ろうとする犯罪者は、何か理由がない限り少ないはずです。

夜は、眠っている間に入ろうとするでしょうが、1階に寝ていれば1階からは、入りにくいでしょう。どうしても入りたいと思えば当然入ってくるでしょうが、入る場所は絞れますので対策も考えられます。

2階から入ろうと考えると思いますが、これも対策は絞り易いですし、目立つ道路側や防犯灯に照らされながら上るのも、1階から侵入するより躊躇しやすいでしょう。

夜中に2階の物音や侵入者に気づけば、1階にいれば外部へ逃げやすいです。これは、火災などの防災面と同じです。

ある新興住宅街で、両隣の家が夜に泥棒に1階の勝手口から入られました。真ん中の家は、入られなかったのですが、この家はリビングは他と同じように1階にあり勝手口もあったのです。ですから条件的には同じでした。

他と異なったのは、セコムに入っていたということです。宣伝をするわけではありませんが、「この家にどうしても入りたい。この家でなければならない。」という以外では、入り易いところ、リスクのない方を当然選ぶと思います。
ということで、デメリットは考えられますが、侵入者の心理的には1階寝室の方が入りにくいと思います。

実際には、センサー付の防犯等など、いくつか組み合わせることが大切でしょう。
この点は、またいずれの機会にお話したいと思います。


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フカヒレの姿煮…

2007年04月15日 13時17分12秒 | お楽しみ~(^^♪
みなさんこんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。

昨日は、仕事を早めに切り上げ、大学のクラブの先輩方との食事会でした。西洋舞踏研究会(簡単に言えばダンス部…)を最初に創設したメンバーが中心の、セレブでエネルギッシュな人たちです。

横浜で幹事をすることになったので、「雰囲気の良い、静かな大人の個室空間での食事」でと考えたのですが、困ったことにホテルのレストランくらいしか知らない…。調べてもわからない…。

止むを得ず、横浜なら中華街だ!と開き直って調べたら、

4周年記念特別コースメニューが半額の50%オフ!
フカヒレ姿煮が一人一枚!
北京ダック、あわび、特大車海老など10品!
個室無料!

とあって、「おおっ!これに決めた!」と予約をしていました。

この内容でこの予算なら、ミタス一級建築士事務所の住宅と同じく
どこよりもリーズナブルな価格で高品質!かな…(笑)

と、昼食を食べている時間が無かったこともプラスに考え、本当に内容が良ければ、このブログで紹介しようとも思って喜んで行ってきました。


結果は???

う~ん、半額だったから許せますが、そうでなければ高いかな…。
フカヒレ姿煮などの料理は確かに出ましたしウソはないのですが、値段相応という感じでした。というわけで、皆さんへの紹介はやめにしておきます。(^^)ゞ


本日は、これから完成検査です。残工事、手直し指示をスタッフを連れて再度確認に行ってきます。



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地鎮祭です

2007年04月13日 21時11分23秒 | 建築家の日記
こんばんは、ミタス一級建築士事務所の清水です。

昨日の日本フォスタープランについて、「早速資料請求をしました」というご連絡や、私には「子供がいるのですか?」というご質問まで頂きました。ちなみに私には子供が2人おります。(^^)ゞ


さて、本日は早朝に現場検査へ行き、午後は地鎮祭と現場確認、戻って業者との打ち合わせ、お客様との打ち合わせと続きました。実質的には、2つは完了検査の再確認で終わりですので、残りで現場が動いているのはこれを合わせても2つということになり、私の動きとしては、楽になります。


両方の現場とも川崎市の麻生区で新百合が丘駅の近くです。
27年前に社会人になって初めて担当した現場が、やはりこの麻生区の新百合が丘で現場も近いのです。「新百合が丘グリーンタウン」という大規模開発の第一期工事のマンション分譲の現場でした。どういうわけか川崎市麻生区の新百合が丘には、縁があります。横浜市青葉区のたまプラーザにも同じように縁があります。そういうことって、ありますよね?


さて、地鎮祭で私がお願いしている神社は、かなり丁寧に行ってくれます。杉並区の猿田彦神社です。東京、神奈川だけでなく関東は地区はお願いできます。

本当はその地の氏神さんが良いのですが、準備や送り迎えも一切必要ないので、どこに頼んで良いのかわかならいと相談があれば、ご紹介しています。海の幸、山の幸などのお供え物もすべて準備して頂けるだけでなく、最後にすべて頂けますが、たくさんありますので持ち帰るには重いです。


大安の土日などは混んでいるので神主さんも急がしそうで、説明が少ないようですが、それでも他と比べるとかなり丁寧にして頂けます。

地鎮祭で、皆さんもいよいよ始まるという気持ちになられると思いますが、私も気持ちが引き締まります。


今回の現場は、鉄筋コンクリート造の地下車庫や擁壁があり、通常より慎重にしなければなりません。地盤調査の結果、地盤改良の必要なく地盤保証を付けられることになり、余分な出費がなくて良かったのですが、埋め戻しの取り合いにも注意しなければなりません。





▲準備中の神主さん・すべてを持参し準備もしてくれます





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小学校の給食費、フォスタープラン、ユニセフそして住宅の有り方

2007年04月12日 14時00分24秒 | お勧め(その他)
こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水 煬二です。

小学校の給食費のことが、今朝ふたたび取り上げられていました。
以前、全国で3万人が払っていなくてそのうち半分の人が払えるのに払っていないということが話題になりました。

これを聞くと、どちらの場合でも、その子供の気持ちを想うとかわいそうで心が痛みます。払いたくても払えない親も、この日本にそんなにたくさんいるのかと、その親の気持ちを想うと心が痛みます。

私は、義務教育の費用は給食費も含めてすべて無料にすべきだと思います。学校側の先生も余計な手間隙を掛けずに済みます。少子化対策と言っていますが、将来このこの日本を背負って立ってくれる今の子供たちを、まず大切にすることが必要です。

修学旅行などの費用も一般の旅行と比べて首を傾げたくなるくらい馬鹿高く、そんなところまで行かなくてもというところまで行きます。これも改めれば良いでしょう。さらに義務教育の間は医療費も無料にすべきです。日本という社会が子供たちを守って育てていってあげるべきです。

費用的には、これ以上の無駄使いを税金でたくさんしているのですし、国家予算で考えれば僅かな額でしかになりません。

子供を生んで、なんとか食べさせることができれば、万が一何か親にあっても中学校までは教育や医療の費用は気にせず子供を育てることができる。そういう日本であるべきです。これも、大きな少子化対策にもなるはずです。

約20年前に、大手企業が協賛して出された新聞の全面広告を読んで、涙が止まらなくなったことがありました。日本フォスタープランという国連のNGO団体です。

ユニセフは良く知られていますが、このフォスタープランは、里親制度でひとりの子供を自立するまで見守ります。毎月5千円を支払い続けますが、その8割が実際に子供たちのために使われ、この費用で学校へ行かせる環境と補助をします。さらに、単に物質的な援助ではなく、自立するために必要な支援や教育、施設を村全体に行うことを主にするのです。

詳しい内容は、私の説明よりもホームページをご覧ください。

日本フォスタープラン

僅かな援助で世界の子供たちが学校へ行けるのなら、こんなに素晴らしい組織があるのなら、この恵まれた日本に社会人でいる自分は、恵まれない国にいる子供達を最低ひとりは助けてあげるべきではないかと20年前にこのフォスタープランの記事を読んで思いました。

ユニセフとは異なり、里親になれば手紙を書いたり継続していくことが必要です。当初は、翻訳のボランティアで英語の手紙を日本語に翻訳するお手伝いもさせて頂いていました。20年前からエクアドルのエディーちゃんという3歳の男の子が自立するまでお付き合いし、そのあとタイのプラフィットちゃんという女の子の里親という形になっています。来年はまた別の子供になるようです。

ユニセフや国境なき医師団などにもその活動に感謝を込めて毎月寄付させて頂いています。まず世界中の子供たちが、学校へ行くことができ、親と一緒に暮らし、病気になればお医者さんに診てもらえるという、日本では当たり前のことが世界中のすべての子供たちに行き渡るように心から願っています。

この話をしましたのは、住宅の設計とお子様との関係は密接だからです。2階リビングを考えるときにもお子様との考え方が絡んでくるからです。様々な考え方がありますので、どういう考え方が本当は正しいのかはわかりませんが、私の住宅の考え方は、当たり前のように思われるでしょうが、家庭すなわちお子様を含めた家族の有り方が設計をするのに重要になるからです。

私の狭い考え方ではあっても、「この設計仕様で本当にいいのか…。」と思うことが世の中にはたくさんあります。

住宅を設計するときには、お子様がいらっしゃる家庭は店舗のようにデザインや短期間の使用を最重視すべきではないと考えています。その家族、家庭にとって大きく作用してくるような気がするのです。

住宅の設計のときには、正しいと思っていることでも、子供とのことはもう一度良く考えてみて検討してください。いろんな視点から考えると、おかしいと思うことが多い気がします。




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リビング空間について考える(7)

2007年04月11日 21時11分51秒 | 2階リビング空間を考える
こんばんは、ミタス一級建築士事務所の清水 煬二です。

本日もアップが遅くなりました。

さて、2階リビングのメリットについての話、

リビング空間を考える(6) の続きです。


今までの話は、

①空間については上部の屋根空間を目一杯使えること
②耐震性に極めて有利であること
③温熱環境や快適性が有利であること
④視覚面、プライバシー面で優位性があること
⑤災害時での優位性

でした。

⑤は、火災についてはお話しましたので、その他の災害にも考えてみたいと思います。

地震と同様、台風にも2階リビングの方が構造的に強く有利になるのですが、水害はどうでしょうか。これは、もちろん流されにくいメリットということは
ありますが、それよりも問題は床上浸水のときではないかと思います。

床上浸水で、夜中に1階で寝ていたときと2階で寝ていたときのことを考えましょう。2階のほうが安全と思われるかもしれませんが、浸水は徐々にしますので、1階に寝ていれば早く気づくのではないでしょうか?

一気に溺れるまでということは、津波でもない限り考えられません。津波がきたら、1階でも2階でも関係ないような気がします。

脱出のことや対策を考えると、夜の浸水は早く気づくでしょうから有利ですし、昼の起きている間は長雨や豪雨のときは外の様子を気にするでしょうから、1階が浸水しそうなら1階でも2階でも同じように気づくでしょう。

不明なのは床上浸水したときに、家の何が濡れると困るかです。これは家庭によって異なるので、どちらのプランの方が困るのでしょう。私にも良くわかりません。

防犯面を心配される方が多いのですが、これも良く考えてみると2階リビングは意外にメリットがあると思います。次回はこれを一緒に考えてみたいと思います。




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耐震補強の設計と工事

2007年04月10日 21時25分24秒 | 住宅リフォーム・耐震
こんばんは、ミタス一級建築士事務所の清水 煬二です。

本日は、朝早くに都内の敷地調査と現場確認に行きました。この現場は、時間や手間は掛かりますが、楽しい設計や現場になりそうです。フェラーリレッドの色を実物でしっかり覚えてきました。

そこからハウスメーカーの現場検査へ戻り、午後は有名な中小企業診断士の先生との打ち合わせを行いました。

昼食は時間がなくカット、正確にはクッキーとコーヒーでした。夕食はまだです。という少しハードなスケジュールでもなぜか、体重はしっかり成長するるのが不思議です…。

さて、横浜市には、古い住宅の場合は簡易耐震診断は無料で行ってくれます。また、それを補強する場合は助成金が出る場合があります。この助成金は、なかなか条件が大変ですが、ぴったり合う方にはメリットがあります。

しかし、かなり大掛かりな耐震補強になる場合は、助成金があっても負担が大きいのです。

私が耐震補強の設計を行う場合、「この家にあと何年くらい住みたいですか?」とお聞きして、耐震工事費用やリフォーム費用を考えるようにしています。

自治会館の耐震設計を頼まれたときは、数年で建替えるからということで、「できれば200万円くらいで…」というご希望でした。現場を詳しく調査し、何度も設計のシュミレーションをして、工事費用を出したら、予備費をみて200万円で納まりました。

工事中は、補強などを加算する必要のある予定外のものが出てきたりしましたが、予備費があったので何とか予算以内に納まりました。

費用とのバランス、工事の効率よ優先順位を考えて耐震補強を行うべきです。そのためには、「あと何年くらい住みたいか…」ということを考えてみてください。



▲測量中



横浜市 住宅設計  





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またまた、地盤調査について

2007年04月09日 10時50分46秒 | 住宅ノウハウ・実例
おはようございます。ミタス一級建築士事務所の清水 煬二です。

本日は、朝一番で地盤調査の指示と確認をしてきました。

この現場は、建て壊し前にハウスメーカーで地盤調査を行っており、地盤改良の必要なしとの判定でした。データも見せて頂きましたが、私の見る限りはこれなら安心だとは言い切れない地盤でした。既存の家が問題なく建っていますし、しなくても大丈夫という判定はわかりますが、解体後、新しく建つ場所で、しっかりとした位置関係で再度確認をしたくなる数値でした。

建物の免震構造や制震構造の宣伝が多いですが、最初に気をつけることは地盤です。これが弱ければ、揺れも大きくなり、建物がどんなに頑丈でお金を掛けて免震構造、制震構造にしていても、地盤が弱くて流れるなど液状化現象が出れば意味がありません。

そのため、事前の地盤調査にはいつも慎重に対応していますし、万一の場合まで考えた基礎の設計にしています。

神奈川県の不同沈下の7割は、擁壁絡みでの盛り土と切り土にまたがった部分に家が載った場合に生じています。

横浜市の土地柄、山を切り崩したからここは切り土だという方が多いのですが、実際には、混在しているケースがほとんどです。これは、造成の設計や工事をしている人なら誰でもわかることです。

費用が掛かるので削った土を全て捨てるのではなく、少しでもその場所で処理した方が安くなりますから、ほとんどの土地は切り崩した土を使って、擁壁の後ろ側にあたる部分に成形して盛り土として平坦な土地を造っています。

さらに擁壁工事のために、擁壁の後ろには土を盛ります。これらの盛り土にまたがる場合、注意が必要です。

地盤を補強する方法は、いくつかあります。

それぞれに特徴があるのですが、住宅の場合は、柱状改良という方法が多く使われます。

次回は、鋼管杭などとの違いの説明をいたしましょう。




▲地盤調査中



横浜市 住宅設計  





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建築関連の資格(1)

2007年04月07日 17時32分44秒 | その他
私は建築関連の資格をかなり持っているのですが、これは以前の会社で受験させられたり、自分でその知識が必要だと思い取得したものです。

どういった資格があり、その資格の内容について私が詳しく知っているのもについて、お話しましょう。国家試験やそうでないもの、民間認定のもなど意外に勘違いされているものもあるようです。

資格があっても、実務経験が少なくて戦力にならない人もいますし、資格をもっていなくても実力のある人は大勢います。ですが、私は資格は最低限の知識を努力して学んで理解した、今後も新しく出てくる知識に勉強すれば最低限理解できるということの証明ではないかと考えています。そのため、実力があることは別として、取得していない資格の勉強をスタッフにも勧めています。

ちなみに、私が取得しているのは、

一級建築士
一級建築施工管理技師
インテリアプランナー(前回更新忘れで現在は無し)
インテリアコーディネーター
宅建主任者
二級福祉住環境コーディネーター
その他



A 建築士関連

一級建築士、二級建築士、木造建築士

 いずれも国土交通省の国家試験です。更新はなく、その資格によってどの規 模までの建築物の設計や監理ができるかを規定しています。建築関連で仕 事をするには、鉄筋コンクリート造以上なら一級建築士が、木造だけなら二級建築士が最低必要だと私は思います。

建築士が最初に設けられたときには、大工さんを含め建築業で長く仕事をしていれば、簡単に資格が与えられました。制度の発足にあたり、多くの建築士を必要としたからです。ですから、かなりお年を召した方の場合は、いわば無試験で資格をもらえたようです。


B 工事関連


一級建築施工管理技師、二級建築施工管理技師

いずれも国土交通省の国家試験です。30年前はありませんでしたが、建築士が現場を知らないケースが多いため、現場を管理するには工事の専門知識と経験が必要だということで、設けられました。監理ではなく管理です。設計やその監理をする建築士ではなく、現実に職人を使って工事を進めていく現場監督と思えばわかりやすいでしょう。建物の規模に応じて、一級と二級に分けられています。

いってみれば、一級建築士と一級建築施工管理技師の両方の資格があれば、超高層ビルであっても設計し、工事管理ができるということです。あくまで資格上ですから、実際にその能力があるかどうかは別です。


次回は、皆さんにもなじみ深いインテリア関連の資格の説明を詳しくしましょう。

インテリアプランナーとインテリアコーディネーターの資格の違いは、おわかりですか?意外にご存知ないようです。




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