丹波茶碗
いまひとつ産地がはっきりしないのですが、
いちばん有力なのが丹波ということでこのタイトルです。
手捻りで造られたものですが、
土はねっとりしていて焼成は高温だったようで、
ほとんど磁器の音がします。
時代は江戸あるでしょうが、
それも前期から後期までのあいだというおおまかなことしか言えません。
茶人自ら焼いたものか、茶人の注文品なのかも不明です。
実際にお茶を点てると非常に点てやすい、
茶陶としてはもうしぶんないものです。
高台ややかたつきますが、お茶が点てにくいというほどではありません。
手取りは良いです。
最初と最後の画像で正面にあたると思われる部分だけ、胡麻のようなものがあり、
画像ではざらついてみえますが、実際はざらついていません。
径 約13センチ前後
高さ 約5センチ前後