ギャラリー 一間

骨董ルクラシックの画像庫

鉄絵筒盃 安東焼か

2022年09月01日 08時35分54秒 | 骨董
鉄絵筒盃 安東焼か

安東焼。
江戸中18世紀半ば頃に津市で開窯、その操業期間は極めて短く、
幻の焼物と言われる所以です。
その後幕末に倉田久八により再興されます。
本品は印に「久」と「安東」の文字が読み取れることから、
この幕末の作品かと思います。
この後の阿漕焼の前身ともいうべき焼物のようです。
京焼に近い印象、
以前廃業された古老の荷物の中から分けていただいたお品です。
ニュウがありますが、使用には支障ありません。
検索するかぎりでは類例はヒットしませんので、
かなり希少価値の高いものと思います。
むろん当方はそれと知らず、見た目で選んだので、
座辺の盃としての価値だけでも十二分にあることでしょう。


口径 約6.2センチ前後
高さ 約5.8センチ前後
しっかり焼成されています。


実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
実物のほうがもう少し色が濃いかと思います。
サイズは前後と記載の通り誤差を含みます。
古いものですので画像と説明文にない疵等ある場合があります。
時代産地は印から推測した当方見解ですので、
ご納得の上でお求めください。