スイッチを探し続ける事が仕事だった

まずは火曜日のことから。


お別れの季節、ということもあり今居る６年生とは最後のあいさつになってきます。


早いもので５年目になるので、３，４年通い続けた選手とのお別れとなると私としても満足感が違うように感じました。


話題が一人の話になりますが、書いていきます。


今年４年生になる選手が、６年生と同時にお別れすることになりました。


なんと、FC東京アドバンスに合格し１４ブロック選抜に選ばれたそうで、とても嬉しく思います。


彼の成長を振り返ると、他人とは違うところがありました。バルセロナの育成でも言われている「天才は現れるものだ」という言葉が私の中で響いています。要するに天才は育てて出来あがるものではないし、育てるものでもないらしい。


彼が天才かどうかはわかりませんが、「勝手に伸びていく」という印象でした。


まず言葉の理解度が高かったですね。そしてプライドも高い。負けず嫌い。サッカーにとことんハマっていた。


ハマる、という事がやはり重要なところだと思います。通わされている、友達が居るから行くというような感じの子とは伸び方が違う。


それが「才能」という言葉で片付けられるものであれば、仕方がないという気もします。同じ事を教えても伸び方が違う。言われた事を常に全力で取り組んでいました。


ちょうど私としても「ここで教えることはもうないなぁ」と本人に伝えていたので、タイミングとしてはとてもよかったです。もう一つ上のレベルで揉まれて、息抜きしたかったらフォンテに来てほしいです。


今、教えていることに間違いはないという自信になり、それでも天才を育ててみようという試みに変わりはないです。


どうすれば天才になれるか？そのきっかけは皆持ってるハズ。そのキッカケのスイッチに触れるようこれからも取り組んでいきます。