「一発で行け」というのは語弊があるよね。という事で、しのコーチと話し合い。
そのコーチが調べていて、日本代表のU-20での声掛けは「仕掛けて取る・仕掛けて奪うというコーチングを積極的に使っている」とのことで、これからはフォンテでも「仕掛けて取れ」という声掛けを多くしていきます。
うん、いい言葉だな。とお互いに感じ、今までのコーチングでは選手が具体的に考えることが出来ない状態にしていた事にも気が付きました。
「間合いを考えろ」
そう、「何のための間合い」なのかを伝えていませんでした。
1対1にもかなり自信がついてきたようで、昨日は2対1をやったのですが、DF(1人)を選んでボールを奪い、1対2の状況でチャレンジすることに楽しさを覚えようとしていた印象です。
今までの私は、判断もなしに1対1を挑む選手を見て、それはサッカーじゃない。とか、規格外の選手に対抗する為にグループ戦術がある。そしてそのグループ戦術を理解していればどこに行っても通用する。という判断でコーチングをしてきました。
間違いではないと思っています。でもその自分が信じているサッカー論を、自分で崩すという事に今、楽しさを感じています。
矛盾のお話。「ある商人がここには世界で一番の槍がある。ここには世界で一番の盾がある」すると誰かが「ではお互いを突き合わせたらどうなるのか?」
自分のサッカーは戦術で崩す。戦術で潰す。そのサッカーに個で突破する、という選手を育成する。そしてその個で突破されないように戦術を徹底する(笑)
この取り組みだけでずっとサッカーやってられるな(笑)。時間はかかるけど。