今日も一日お疲れ様でした♪
先日の本をもう一度じっくり読んでいて、また気になる言葉を見つけたので紹介します。
風が笑えば 俵 万智 著
奥宮誠次 写真 より
~第二歌集『かぜのてのひら』は、四万十川で生まれた歌からタイトルをつけた。
四万十に光の粒をまきながら
川面をなでる風の手のひら
その歌集のあとがきに、「風の手のひら」は、目には見えないけれど、心には見えたものだ、と私は書いている。心に見えたものを文字でとらえるのが短歌だ、とも。
写真は、目に見えるものが写っていると思われがちだが、そうとばかりもいえない。たとえば私が、奥宮さんと旅をしたとして、この本にあるような風景やものや人物を、奥宮さんと同じ視線で見ることは、むしろ少ないのではないかと思う。写真も、やっぱり、心の目が見ているのだ。~
私も素人写真だが、この風景を撮りたいと、心が動いたときにシャッターを押す。
それがきっと心の目なんだ。
私が見ている、私目線の風景なんだ。
詩もそうだ。
心の目で見えたことを
文で綴りたくなると
詩は生まれる。
感性の世界って
そういうことなんだ
きっと
そして
本能が動き出す
表現したい気持ちは
きっと本能
みんなが自分に合ったツールで
それぞれの心の目で見えたものを
表現する
そこに心の交流が生まれる
化学反応が生まれる
俵万智さんの、瑞々しい短歌と
奥宮さんの、物語が含まれているような素敵な写真に
心惹かれた。
これも一つの出会い。