ＮＨＫ
の番組「プロヘッショナル」に、肝臓がんの権威として世界最高峰の外科医、幕内先生が取り上げられました。日本中のあらゆるところから、とても手術はできないと見放されたり、余命数ヶ月と宣告されて、藁をもすがる思いでたどり着いたような患者さんを、何とか助けたいの一心でこれまで救ってこられた命は数知れません。
「３６５日２４時間、医者であれ」を信念に、元日
から診療に立たれることも・・・「患者さんを手術室で死なせてはならない」というお気持ちを原点に、たゆまぬ研究と独自の手術方法を確立されながら、文字通り休み無い戦いを続けておられるお姿に、引きずり込まれて見てしまいました。
一つ間違えば噴水のように吹き出る血管を止血しながら、何十個という腫瘍の塊を取り除いていく手術は、１０時間を越えることもざらのようです。そんな後は、体重も２キロ位減られるとか。
「神の手」と呼ばれる幕内先生ですが、そのお姿は自然体そのもの。
かけらの気負いもなく、「人事を尽くして天命を待つ」心境でお仕事を全うしておられる清々しさに、心からの感動をおぼえました。
実はこの幕内先生、私のとっても親しい友達の命も救ってくださった先生です。
この先生との出会いが無ければ、毎月楽しくいっしょに食事をすることもできなくなっていたかも知れないと思うと、新たな感謝の気持ちでいっぱいでした。
でも、この先生に友人が出会えた元はと言えば、小学校の同級生がこの幕内先生の後輩に当るというラッキーがあったからなんです。
そして、その同級生に出会えたのは、体の不調に絶えながらも出席した同窓会があったからこそ・・・
となると、卒業４０年ぶりの同窓会を企画してくれた仲間のお蔭だったな～とも・・・
物事の有難さと不思議って、元をたどると生まれたとこまでいってしまいそうですね・・・
「ＮＨＫプロフェッショナル 仕事の流儀・幕内雅敏氏」の再放送は
２００７・７．９(月) 午前１：３０～２：１５ です。
見逃された方は是非！！