秋晴れに恵まれた11日の日曜日、よ~~~やっと、高野山へ行けました。
実に1年ぶりです!
どこより、誰より会いたい高野山ですが、なかなかその1日が作れず、前の晩は嬉しくて嬉しくて遠足前の子供状態でした。
お蔭様で渋滞もなく、走り慣れた山道は、遅い車がみんな開けてくれる中をス~イスイと3時間足らずで到着
まずは奥の院の押絵彩色墓碑へお参りに。
セラミックに焼き付けた押絵曼荼羅は、色あせることもなく14年が立ちました。
裏に刻まれた教室の皆さまの赤い文字が、いつまでも赤いままでありますように・・・
ここはお山でずっとお世話になっている一乗院さま。
かつては湯川博士がいつも滞在されていた宿坊で、歴史とモダンを上手く調和された宿坊です。
今日お通し下さったお部屋は、今年生まれ変わったばかりのお部屋で、廊下に出ると電気が付き、トイレの扉を開けるや蓋がス~っと開き、思わず私、「ウワッ!」
本堂で「みやび流押絵えにしの会」のお位牌を出していただき ご回向を。
これが今日一番の大事。
押絵に関わる皆さまで、ご希望の方はご一緒にお入り頂けるお位牌です。
ご回向の後は、お楽しみのお食事
障子が開け放たれた中、極楽の余り風に吹かれながら最高の贅沢
こちら一乗院さまのお料理は、もともとお山の中で3本の指に入ると言われているお精進ですが、新たな趣向も加わり最高のお味でした。
この写真の後、天ぷら、煮物、蒸し物、お汁など、熱いものはその都度お持ちくださり、全部で12種ありました!
3種類の真ん中でお願いして、この豪華さです
詳しくはこちらでごゆっくりご覧ください。
http://www.itijyoin.or.jp/
お腹ごしらえの済んだあとは、奥の院御廟へお参りに。
御廟への入口には水向地蔵さま。
写真が撮れるのはここまでです。
今日は折しも、あの9.11から10年、東日本大震災から半年の節目。
被災された皆さんが、1日も早く元の生活に戻られることを心からお祈りしました。
お参りを済ませた後は、一路メインストリートへ~
下界より7,8度低い高野山は既に紅葉も少し始まり、秋の雲がちらほら。
今日は国宝の多宝塔がある金剛三昧院へもお参りに。
ここが菩提寺の友人がいた事を思い出し、ちょっとご挨拶に。
古い面影をそのままに留める多宝塔。
夫君源頼朝の菩提を弔うために、北条政子が建立したものです。
千年近い時を越えて共有できる空間が、あちこちに、ごく普通の顔で存在していることに感動します。
帰り道、高野山にあるみやび流押絵のアンテナショップ、いろはせんべいの松永屋さんへ。
梵字の守り本尊や阿字観用のメタルフレームといった、お山ならではの押絵が置かれているお店です。結構、お客様にご愛用いただいてて、有難いことです
今日はなんと、いつもと違い(ゴメンナサイ!)若いイケメンの方が店先に。
京都から後を継ぐために帰って来られた息子さんでした。
最近、若いお客さんがめっぽう増えたそうで・・・
そうでしょ、そうでしょ!!
皆さまも高野山へお上りの節には、ぜひ松永屋さんへどうぞ~
夕方閉まるギリギリに金剛峯寺へ到着。
大広間のある新別殿へ直行。
大広間の押絵曼荼羅、来年は奉納25周年を迎えます。
ひとつもまだ、剥がれたりしてませんから、教室の皆さん、ご安心を
年々、お山の色に溶けこみ馴染んでいってくれてるのが嬉しいです。
反対側の壁面にある「阿弥陀聖衆来迎図」の押絵。
「お久しぶりやったね~」と歓迎してくださった大広間お世話の方にパチリと記念撮影を。
高野山の入口、大門へ着く頃には、陽も少し落ちかけ、気温も24度。
これからまた3時間、暮れゆく深山の美しさを独り占めしながらのドライブ。
1年分の贅沢とリフレッシュを頂けた夢のような1日でした。
いつの日か、老後はゆっくりお山で押絵をしながら、夕方には奥の院の墓碑をお掃除に・・・
な~んて思ってますが、まだまだまだまだ~~~~~ですね
さ~~、来年は創流125周年、記念展に向けて、気持ちも新たにGO~~~
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