ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

肥料について、真面目に考察?

2017-11-05 01:15:21 | 時は輝いている
夜間は雨が降るも、快晴。18-11℃

三連休最後の日である。
昨夜から旦那が奇妙な事を言う、
「鑑真って誰も知らないよねー」って、いきなり。
いや、マハトマ・ガンジーだって、
鑑真だって誰だって知っていると思うぞ。
私は小学生の時に伝記を読んだ。

「天平の甍 井上靖」良いぞ!と言ってみた。家にもあるぞ。
しかし、旦那が知っていたのは、
「かんぴょうの田舎 トチギ」だった…。
ちなみに正倉院は皇居内、遣唐使は、唐のほうが日本に来る脳内だ、
勿論「三笠の山にいでし月かも」など、多分どら焼きと思っているハズ、
もはや聞かないがwww

さて、気を取り直して、
今日はゆるキャラマスコット、千葉県のチーバ君の鼻にあたる部分に行くのだ。
目指せ、千葉県野田市関宿へ。



ここはチーバ、埼玉、茨城が混じり合っている謎のゾーンである。

埼玉スーパーアリーナ








標識が目まぐるしい。

目指す先には、コンクリートで出来た関宿城博物館があるのだ。

見えてきたぞー!


企画はだなっ「鰯は弱いが役に立つ -肥料の王様 干鰯-」

私の狙いは「動物由来の肥料は、作物に良いのではないのか」と思うわけだ。
つまり、きなこママちゃんの愛犬達の糞の肥料化が気になるわけである。

しかし、これ「逃げるは恥だが役に立つ」のダジャレではあるまいか?
ちと内容に不安。

イザ、
みだりに殺すべからず、ごもっともである。


館内は撮影禁止、私の説明で我慢せよ、皆さん。

まず、
常設展示が延々続く(上流の鬼怒川、)利根川、江戸川の治水工事がメイン、江戸から明治までである。

こういう籠に石を詰めて沈めたり、高台に家を作ったり、この地区の洪水との歴史の展示である。

さて、始めるが、聞き流してくだされ、
常設は、
江戸幕府(田沼意次、水野忠邦ら)は利根川の流れを、現在の日本地図の様に、
まっすぐに銚子市河口に工事を進めていくわけですが、その展示が多くあり、
それによって川の氾濫は収まり、河川交通も盛んになるのですが、
しかし、それによってまた新たな洪水が起こる地域ができ、
明治からは、お雇い外国人技師が、大阪の淀川とここを工事した説明
古文書は、普通に解読できる平易なものが多い。
企画展示室は関宿藩、藩主久世氏。割愛します。

さて、
【企画展「鰯は弱いが役に立つ」行きます!】
勿論資料1000円は買わない、済まぬ。

鰯を「田作り」というように、江戸時代中期以降は、
田んぼや畑にに干鰯を入れて「米、木綿、麻、藍、茶、煙草」が、
鰯の肥料のパワーで庶民にいきわたるようになる。
※まるで、ミシシッピ川の魚を、畑に埋めると沢山の収穫量があると
開拓民に教えたネィティブ・インディアンのようですなw


チーバ=房総は江戸時代全国最大量の鰯網漁をしていたが、
ルーツは紀州から17世紀から始まる。
西日本の木綿栽培の肥料の為に紀州から⇒上総へ鰯欲しさに漁民移動


海を介して広域流通始まる。
千葉の鰯は干鰯に加工され、農業先進地域だった畿内へ、
多くの商品作物を育てる。
干鰯>下肥・堆肥パワー
菱垣廻船で西国から商品、帰りは干鰯、関東の干鰯、〆粕で西国の農業定着。


東国干鰯問屋の興隆と対立
千葉県銚子地区の干鰯 利根川水運⇒江戸
九十九里や安房地区の干鰯 陸路or水路⇒江戸と東浦賀
詳しくは、
「内川廻し」銚子から高瀬舟、利根川⇒江戸川⇒江戸へ
「外海廻り」九十九里、安房⇒房総半島迂回⇒東浦賀or江戸へ
「陸路」馬で東金街道⇒中野⇒蘇我⇒登戸⇒五大力船に積み替え⇒江戸深川
やがて、
江戸深川に揚がる荷が増え、東浦賀に揚がる荷が減少。訴訟に発展。
(江戸の干鰯問屋が銚子の干鰯荷主とじかに契約したのも、原因の一つ。)
1747年解決、東浦賀に1割荷揚げ増やす。

ここまでは、どーでもいいことで、なんとなく書いてしまった、、、しまった。
ここからようやく肥料の話が、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!



房総の干鰯生産、鰯の肥料化
陸揚げされた鰯は、干鰯、〆粕に、
◆九十九里の干鰯作り
砂上にじかに鰯を撒く⇒熊手で攪拌⇒乾燥終了⇒俵詰め

◆〆粕作り
大釜に熱湯⇒鰯をゆでる⇒木枠に入れて締固める、
(※ブドウの圧搾や、グーテンベルグ印刷のようである)
その際に葡萄酒でなく、鰯油が出て灯油へ。
ブロックを干して、カチカチの鰯の塊が出来上がり⇒再び砕いて⇒俵詰め


内川廻しルートの干鰯流通
銚子から利根川~江戸川を川船で運ぶ内川廻しが、このころ大賑わい。
関宿うほうほ。


関東で使われる干鰯の大活躍

1、野州麻(下野@トチギで麻に大量に使用、その麻はまた漁網に循環)
2、米(面白いことに関西は干鰯を粉に、関東ではそのまま刺す「一尾刺し」効果薄い)
3、木綿(16世紀南関東⇒17世紀北関東へ。真岡木綿は有名)
4、桐ケ作煙草(昭和27年まで使用、ニシン粕も使用)

知りたいことキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
鰯の肥料としての役割は、昭和初期以降ほぼ幕を閉じる。
明治後期以降、化学肥料が世界中で使われるようになったからである。
しっかーーーーし、
実は干鰯が多く含むリン酸分は現在ではほとんどリン酸鉱に頼っている状態。
その枯渇が問題となっている。
よって、
肥料として、資源としての鰯はまだまだ可能性に満ちている!!

ここは鰯じゃない、出番だよ、ポニョちゃん、きなこちゃん、
👇
それではペットの糞はどうであろうかと、、、

リン酸鉱って、【グアノ】だよね、海鳥の糞の化石だよね、
鳥の糞化石がよくてだね、
流通に、馬糞、牛糞、鶏糞堆肥があって、豚糞堆肥があって、
匂わなければ可能性が大でないのか、わんこ堆肥と、私は確信した。

ちなみに、植物のごはん【窒素・リン・カリ】の効能をどういう風に覚えていますか?
「バ・カ・ネ⇒馬鹿ね」で覚えていますか、皆さーーーん、
【窒素=葉、リン=花、カリ=根】で覚えています、ええ、私は。
そして、バラという美女はリンを沢山食べるのです。
(そう、星の王子様にも教えたかったのぅ…。)

そういうわけで、
「わんこの糞の分析を誰もしてくれない」にもかかわらず、
自信をもって、
勝手に「わんこの糞が、消えゆくリン酸鉱を救う可能性大」と、
私は思うことにしました。以上。

撮影可能箇所。












チーバ君の鼻先はこれだ。


降りてみる。



ベンチ?

河川敷で遊ぶ人


この関宿城、地味なのにライダーとチャリダーがわらわら。




帰りはカミツキガメで悩ましい印旛沼のわきを通る。





ああ、わんこの堆肥、無事成功しますように❤
コメント (7)
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