ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

ゴッホ展 巡りゆく日本の夢(文字のみでw)

2017-11-09 18:39:38 | 時は輝いている
快晴。20-13℃

きなこママ様が、お正月はレンタカーでチーバ巡りしてくださるとおっしゃるのだが、
ようよう考えると、しまなみ海道の美から、
チーバの太平洋の荒波、しかも砂鉄の産地で浜は真っ黒に来てはならーーーん、ならんのじゃ、
しかも、私の紹介したところは、
トイレも売店もなく、地元のスーパーおどやで食料調達しかない、正月開いているのかも不明。
お願いだから、とどめたいその気持ち、
そうだ!上野の森に集合、お正月は東京見物はいかがでしょうか?ぜぃぜい、はぁはぁ。

で、家から高速で30分、頑張って、東京上野の森に行ったのでした…。
博物館、美術館の大集合地帯、しかも、パンダ産まれているぞっ!











さて、チケット売り場にて、
どれでも選び放題なのですが、



何この待ち時間、迷わずゴッホ展、ゴッホ応援しちゃる、運慶サラバ。

で、入る前に寄り道して、ロダンなど。
(※私はロダンは弟子のカミーユ・クローデルに手を出して、才能ある彼女を発狂させたエロ爺位に人格はおもっちょる、ファンよ、済まぬ。)

カレー市の市民。


有名な考える人。
(考えない私は、洋式トイレのぽーすで、読者登録ちうのN&Sさんに私の画像を送り付けてみた、済まぬ。)


地獄門。


弓を引くヘラクレスって、何かの参考書のマークであったような?はて。

おおっ、あっちでなにか、





数寄屋作り実演?

少し散策して、いざゴッホ展へ。
もう、内容は東京都美術館を各々自力で検索してね~。

勿論撮影禁止。

わー、来てよかったです、
私、入り口のご挨拶とメッセージですでにうるうる感動、
ゴッホの言葉「とにかく、僕らは目で楽しもうじゃないか?」
素直に「うん」です。

教科書にあるヒマワリ、跳ね橋などありませんが、
この展覧会一粒で2度おいしい、
何故なら有名な浮世絵が並行して並べられており、
誰でも知る富嶽36景、東海道53次とか(永谷園のお茶漬けシリーズ)
ゴッホの絵画と同時に楽しめ、ゴッホの模写した浮世絵もこれであろうと並べられております。
それと、ゴッホの弟テオに宛てた膨大な書簡の中から、選びだしたメッセージ、
その場にピッタリの言葉が壁にあり、グッとくる。

まず怖い絵展は楽しいが、
絵の位置も、日本語の説明の文字が特に見にくくて、
あれほどの渋滞になってしまう、
並んでしまうのだと思いますが、(若者すら顔を近づけて説明読むほどフォント小さい)

ゴッホ展は、あそこよりも文字のフォントが大きいうえに、絵の高さ、配置がうまい、驚いた。
同じ時代で並べても、左右が入れ替えたら、お互いにはえない、関係者のセンスの良さを感じました。
しかも、鼻がつくぐらいに絵が眺められます、
私はゴッホの人物画はうーん、ですが、風景画がすごい。
あの小さな作品の麦畑が、顔を近づけられて、
非常に細いパレットナイフで塗った油絵の具の隆起が見られた。
こんなに近づけて、渋滞がない!

会場は5つのテーマに区切られている、
1 パリ浮世絵との出会い  
2 アルル日本の夢
3 深まるジャポニズム
5 日本人のファン・ゴッホ巡礼
4 自然の中へ 遠ざかる日本の夢

で、1の部屋はプロバンスイエローの部屋だったかな、とにかく浮世絵の名作がこれでもかです。
 これだけでも展覧会出来るのでは?
 (ニトリさんが金持ちなのがわかりますよ、エッこの絵所有、絶句。)

2からは、ここは展示に凝っていることに、ようやく気が付いたのだけど、
2の時点ではまだゴッホはヒマワリとか麦畑に見られるあの黄色に目覚めていない。
2の時点のアルル到着時、「ここは日本だ」と見立てて絵を描くのですが、
その時の、アイリス、アーモンドの花、雪景色などの絵が並びます、
壁の色は、アイリスを薄くしたようなブルーに塗られ、絵の存在感を引き立てます。
このアルル到着時の絵は、本当に観れてよかったー。
ここに4枚のセピア色の風景画のインクのデッサンもあり、それも素晴らしかったです。

3の深まるジャポニズム、壁が濃い紫でガラッと場内が変わる、
ここはますます、浮世絵の影響を受けていくゴッホ、
ゴーギャンもきて、絵の線がぐんぐん変わっていきます、
有名な寝室とか展示、一番ゴッホらしい時代かなと思います。
とにかく癖の強い絵が多い。

で、4が精神に変調をきたし入院からピストル自殺までの間の絵なのですが、
その前に、わざと5の部屋に誘導されます。

5はゴッホ死後20年後の話であり、
ゴッホは日本に恋していましたが、
今度は多くの日本人の知識人が、ゴッホに恋をして、ゴッホの絵を観にオーヴェル行き、
芳名禄を残していきます。
また、ゴッホ研究も進み、日本で本も出されていきます。
ここが一番、文字しかなくて退屈なところなんでしょうが、部屋全体を3の濃い紫で塗り、
芳名禄や、数々の文字の記録の展示物を置いた台、壁のニッチは、1のプロバンスイエローで囲んでいます。
まさに教科書通りの反対補色の世界、凄いー見せ方。

ただの本や文字が引き立って、ついつい引き込まれてしまいます。
さらに濃い紫の壁に、当時オーヴェルに行った日本人の白黒写真、ガシュ一家の白黒写真などを、
切り抜いてリズミカルにデコパージュしています、
「お願い素通りしないでー」の熱意を感じます。

で、
4、いきなりさわやかなペパーミントグリーンの部屋に入ります。
ゴッホの最後の日々は、3で見たような強い太い線が消えて、いきなり印象画風、
原点復帰か?という感じです。
私はここの絵も見れてよかった、自殺する前のは全部好き。

結局、2,4は有名でないのですが、
自分が好むのは2と4という斜め45度で、かつ、大道具さんがすごいセンスと言ってみる。
そして、初めて「こんなに浮世絵って素晴らしいんだ」って再認識できたのです。
(あと、やはり人物画は好まないのですが、)
風景画から立ち上がってくる、土の香りのようなものが、どっかーんと一撃です。
絶対にガーデニングブログ登録者は行くべし、行くべし、行くべし、命令します!
私などでも、この場でアイリス植えてみたくなったり、
腐葉土の袋に手をつっこみたくなって、脳内が大変でした。

あと東京都美術館のミュージアムショップがすごい、お金持ちなら全部買い占めたい、
そのくらい良かった、この私が買うくらいですw
と、絵を一枚も見せないで、脳内妄想を書いてみたwwwww
みなさーーーん、おかしいオバサンについてこなくていいでつー。




さて、ここは見所がいっぱい、到底一日では見切れない、
ということで、きなこママちゃん、千葉はだめです、ここです、ここ。キマリ。
第一、千葉の田舎は正月店が開いておりませぬー。






で、寛永寺に行ってみた。















何の花だろう?












寛永寺根本中堂には、寛永寺は大きかったのだが彰義隊に焼かれてしまい縮小の説明が。

そこから谷中墓地へ(前の記事)、そして帰り道。

国立自然博物館の大きなクジラの展示や、

芸術を愛する学生の憧れ、東京芸大を横目に、

そうそう、上野の森を野生化したワカケホンセイインコの群れが飛んでいったよ。


日銀


帰宅。





日本地図も、まだ千葉ウロウロ状態。
でも、なんて素敵な一日。



ゆら ゆら ゆら 心は揺れる
キラ キラ キラ 時はかがやいている
コメント
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