軽井沢のいろいろ~♪ 軽井沢で静かに暮らす 深山のイノシシ があれこれ見たこと聞いたこと

軽井沢に静かに暮らす深山のイノシシが 軽井沢の春夏秋冬 今昔、あれこれ・・ 見たまま聞いたまま書いてるよ

 軽井沢のいろいろ 軽井沢の洋風建築と民間信仰

2019-08-16 | 避暑地 軽井沢のあれやこれ

 週末で   送り盆行事の日で    

 軽井沢ではお昼少し前に   傘がほしいほどの雨が降ったけれど

 幸いにして   台風10号は ヤンワリなお手並みのうちに通過していったらしいね  

 気温は  最高でも25,26℃くらいまでしか上がらなかったけれど なんだか蒸し暑かったよね・・

 避暑シーズンで  別荘や夏の保養所が門扉や窓を開けて  人の出入りが感じられると

 モノクロの画像が   カラー動画になったみたいにボクの目線に飛び込んで来るんだ・・  

 明治維新以後   江戸時代の街道筋が寂れたところに   外国人宣教師の登場などで

 外国人避暑地としての  独特な発展を遂げた軽井沢には そんな経歴からか 新旧の異国情緒と

   古き良き日本の香りとが混在して息づいている感じがある  

 それだから この時期にも   昔ながらのお盆をやっているお家もあれば

   週末に教会へ行っている人たちもいれば 1日に何回も 敬虔にお祈りを繰り返す人たちもいて

 それぞれ 関心を持ち合ったり   お呼ばれしたり 文化交流の集いなんかをしてる人たちもいる

 ボクは 小さかったこどもの頃 おかあさんが  「 嘘をつくとエンマ様にベロ(舌)を抜かれるよ ! 」

 と 繰り返ししつけに言っていたので   この閻魔様が とっても気になっているんだ  

 これが そのエンマ様も並んでいる   「 十王堂 」( 「極楽浄土」信仰のための十王が祀られている)

 と 呼ばれるお堂の写真で    頂いたもの   

 

         

 残念ながら軽井沢では こんなに十王様全員がきちんとそろっているお堂は見かけた事がないんだけれど 

 この 木造の十王様が  一段と素晴らしいのは 上の段右から2番目に 生前の行いを裁かれる死者の

 生前の行いを映し出すと言われる  「 浄玻璃(じょうはり)の鏡 」 と 三途(さんず)の川を泳ぎ渡って

 あの世の岸にたどり着いた死者の 濡れた着物を脱がせて  濡れ具合を確認する役目の 「脱衣婆(だつえばば)」

 と呼ばれる  木造が下段の1番左に見える事なんだ

 よく 身に覚えのない事をなすりつけられるたとえに   「濡れ衣を着せる」って言うでしょ

 三途の川を泳ぎ渡る時 生前、善行を尽くした人はあまり着物が濡れることなく渡って行けるんだってさ  

 今年のお盆も 送り火を焚いて今日でオシマイ  

 エンマ様に ベロを抜かれたり 三途の川でびしょ濡れにならずに済むように いい子で暮らそうね    

 

コメント (1)
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