昨日 佐久市の駒場公園内にある 佐久市立図書館2階の会議室で
佐久市内をはじめ 佐久穂町や御代田町、小諸市
そして軽井沢町といった周辺市町村の有志会員が月に1回 顔を合わせて地域に根差した
歴史にまつわる昔話を 聞いたり語ったりする集まりだそうで
軽井沢から参加している常連さんによると 昨(11)日には およそ60年前の昭和34年
参加メンバーの在住市町村に歴史上、記録に残るほどの 大きな被害をもたらした台風が
1年のうちにいくつも襲来して 多数の死者・被災者 膨大な被害を与え
財政再建団体になってしまった自治体もあるほどだったそうだよ
長野県では 南信地域(特に伊那谷等)で 昭和36年に同様の大雨による被災があって
後年も用心を怠らないようにと 「 36災害を忘れない 」を合言葉に
熱心な 啓発活動が続けられているそうなんだ
昨日の会では 特に年配の参加者から
「 大きなお家の屋根が風に飛ばされたのか 離れた川岸に浮かんでいた 」
とか 「 土砂が坂道を流れ下って道沿いの家がすっかり埋まってしまっていた ・・ 」
とか 具体的な 目撃証言や財政再建の為の施策のあれこれなどが次々に語られて
最後は 異口同音に 「 災害は 忘れた頃にやって来る って言うから 気がかりだね 」
「 忘れるほど 時間が経ってからって意味じゃなく『 用心や対策を 』忘れた頃・・って
意味なんだとも言うんだよ 」 などなど 身につまされる 発言も出て
細緻な被災データを集めて発表したプレゼンターは 拍手喝采を受けたそうだよ
その年の 8月のお盆頃に軽井沢にも襲来した台風7号では 前にここでお話しした事もある
追分宿の 「 分か(け)去れの茶屋 津軽屋 」 の右(東)側部分を
もぎ取るほどの雨被害をもたらしてもいる
台風ではないけれど ラニーニャ現象とかいう気候変動でこの冬は雪が多いとも言われている
美しい軽井沢の秋 から 静かな美しい冬・・になってくれるといいね