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3月のカレンダーとお雛飾り

2012-03-06 17:31:46 | ものがたり
 カレンダー

カレンダーの原画は鈴木様
K.職員が物語を教えてくれた。
でも、その話を家に帰ると忘れてしまい、ネット検索しました。

ものがたりは  3枚のお札(青森の昔話)

小僧が、山に栗拾いに行きたいと、駄々をこねた。
和尚は仕方なく、3枚のお札を出して持たせた、夢中になっている内に日が暮れてしまった。

そこに老婆が現れ。小僧を家に泊めてくれた、夜ふと目が覚めた小僧は
老婆が、本性を現し(山姥に)、小僧を食べる用意をするのを見た。

小僧が「糞」をしたいと言うと、山姥は考え込んで、小僧を縄で縛って便所に行かせた。
小僧は1枚目の札を便所の柱に貼り「札さま、何かあったら、俺になってけろ」と頼んで窓から逃げた。

山姥が「もういいかい」と尋ねると小僧に化けた札が「もうちっと」と繰り返す
山姥が我慢できず便所をぶち破ると、小僧はあとかたもなく消えていて、破れた札があるだけだった。

山姥は小僧を追いかける、追いつかれそうになった小僧が「大の川出ろ」と呪って2枚目の札を投げると
なるほど大の川が出た、だが山姥はクビクビと飲み干した。

次は「火の海出ろ」と呪って、最後の札を投げると、火の海が出た、しかし、山姥は川の水を吹いて
吹き消した。 寺に逃げ帰った小僧は和尚に助けを求め、ツボに入れてもらった。

やがて、老婆は寺に入ってきた「小僧を出せ」「その前にわしと術比べをしよう、山ほど大きくなれるか」
「ああ、できるとも」「豆になれるか」「ああできるとも」豆になった山姥を和尚は餅にはさんで食べてしまった。 とさ

物語は諸説あり、女の子が山菜取りに行ったとか、トイレの神様で、トイレから虫が出てきた・・・虫下しの意味もあったとか。