ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

すねている主人

2016-05-26 23:15:02 | 家庭内対応
昨日書いた車の免許の話ですが

最初に主人にお伺いを立てたのは去年の秋でした。

その時、返ってきた言葉は・・・

「免許?俺、ケン太から何も聞いてないし。取りたかったら自分で取ればいいじゃない。そうだろ?俺だってそうした。なんで親が出すの?」

そこでとどまらず・・・
(ここで留めてくれればいいのですが・・・

「だいたい甘やかしすぎなんじゃないか?なんでも親が出してあげてさ。家にいて好きなもの食べれて、好きなもの食べて飲んで何も不自由なかったら、こんないいことないよな。ご飯だって、おかずなんか作らないで、納豆とか梅干とか、そんなもんだけ食わしておけばいいんだ。人間、不自由な思いをしなかったら動けないんだから」・・・と。

この時、ケン太は高校3年で、登校は月に2日程度。
なおかつ、たまに休む時あり。
バイトしたいと言いつつバイトはせず。

そんなヤツにこれ以上、何もすることない!
これ以上、何かしてあげることは甘えを助長させるだけ!

その気持ちはわからないわけではない。
ほとんど学校に行かなくても全日制とほとんど変わりない授業料を払っているわけだしね。

でも、免許の話は、
ほとんど家にいる子だからこそ、社会に出て行ける可能性を少しでも広げてやりたい。
その可能性の話なのですから。


主人は私にこんなことを言ってもケン太に優しいのです。
全部、受け止めているかのようにケン太に接している。

ケン太を非難しても仕方がない・・と理屈ではわかっている。

でも、心の奥では
「そんなケン太を見ているのが耐えられない」という感情が常に渦巻いている。

そのイライラの矛先が何かの拍子に私に向けて発せられるのです。
私を悪者にすることで鬱憤を晴らすかのように・・・

だから私は主人に何も言いたくなくなってしまう。。。。


カウンセリングで言われたことは・・・

「ご主人はすねている」

ご主人は常にキングでありたい人。
あいつにばかり目をかけているという嫉妬。ずるいというのが見え見え。
自分にしてほしいわけじゃないけど、お母さんが息子を見ているだけで癇に障る。
男性にも更年期があるので、精神が不安定になっている場合もある。

そしてこんなアドバイスを受けました。

ご主人からガッと言われた時に「また始まった」と黙ってしまうのではなく、「あ」とか「そうだね」とひと言返すことが大事。
ひと言発するだけで、聞いてくれている感じが伝わる。
「そうだねえ。確かにそうかもねぇ」「いつも働いてくれているのにねぇ」と共感し、少し持ち上げる。
ご主人がごきげんにならないと優しさは引きだせない。
そこでご主人が、ウムウムと納得しても、そこに満足するのではなく、「まあ、ケン太もとりあえずはなんとかやってるからな」ぐらいの言葉が出るまで、あともう一歩、引き出してほしい。難しいですが・・・

あとはご主人に息子情報を入れる。
お母さんが知っていて自分だけ知らないというのがすねる元になる。
息子と話したことなど伝えるようにするといい。


それから半年以上・・・

なるべくケン太情報を入れるように心がけています。
夫婦間は少し風通しがよくなってきたかな?

仲良し・・・とまではいきませんが


以前は、ケン太への対応が不服で、ケン太の前で私のことをガンガン非難した主人。
ケン太に同意を求めたこともあった。

ケン太を味方につけ優位に立とうとしたのも、「すね」からきていたのかも。

ケン太が学校に行っていない焦りと
その対応が上手くいかないストレスとが重なり
夫婦間とも精神的に余裕がなくなり衝突するようになり
家庭の中がドンドン重くなっていった。

しだいに夫婦間で会話を避けるようになっていった。

そんな重苦しい家庭で子どもがいい方向を向けるわけがないよね。

今は主人はケン太の前で私を非難することはなくなったし
表向きは平和だとは思う。

でも、お互いに夫婦間の問題に触れないようにしているだけ。
どこか息苦しさはある。

度々、「逃げ」と思える言葉が主人から出てくる。

いざという時に問題に立ち向かえる協力体制が築けるのかどうか・・・

まだまだ不安定なケン太。
少しでも夫婦の距離が縮められるようにしていかなければね。


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