HUDSON DERRINGER HI-STANDARD MODEL D-100。
タナカのS.A.Aの塗料をネットで購入し、塗装を行う。同時にハドソンのフレームにもメタルブルーコートを塗る。
乾き待ちの間にハドソンのハイパーデリンジャーをいじる。
こいつは、バレルをオープンにするとトリガーのとがったところが、バレルに当たって傷を付けてしまう。
仕上げ直すついでに何とかしよう。実銃の画像を見てみると、トリガーの干渉部が四角く逃げている。正確には、まったく同じモデルは見つけることはできなかったが、刻印などを見ると「D-100」というモデルの刻印は違っているようだ。(他のコレクターのホームページでそのようなことが書かれていた。)だが、どのタイプもこの部分は、逃げているように見える。
とにかく、ばらす。
傷ついた所。メッキモデルもあるようだが、傷ついてはがっがりだ。
トリガーを削る。こんな感じ。
機械で削る。
加工終了。
幅は、7.5MM凹は具合を見ながら調整した。(画像のバレルにはすでにエングレが・・・汗)
全体の面だし。
迷ったのだが、やっぱりエングレーブを彫ることにした。(もう、新品は手に入らないかも・・・)
つづく・・・
KSCのガバメントにエングレ。
KSCのガバメントは、私がエングレを彫る目的のために始めて手に入れた、ガスガンである。何年か前の大阪のショットショーで中古で購入した。しかし、いきなりガスガンにノミを入れるにはためらわれた。コッキングガンで練習をつんでから、兆戦しようとしまいこんでいた。結局、初めてガスガンにノミを入れたのは人様のガスガンだったりする。
このガンは、マルイのコッキングガン18才以上用。サイト「I LOVE WESTERN ARMS」のflat_outさんに製作したルネサンス。(搭載の許可をいただいております。)
その他、色んな方にエングレを彫らせていただいた。
ふと気が付くと、エングレガバメントの力作は手元にないことに気が付いた。あるのは、まだ未熟な出来の悪い物ばかり。
「人の為に彫る」・・・
これは、自分にとってとても勉強になった。私にとって高価なガスガンを預かり、それにノミをいれるのは、かなりのプレッシャーだ。緊張のため、ノミが思うように動かない。丁寧にほると勢いのあるラインが出ない。このなんともいえない、緊張感はとても勉強になり、良い経験となった。
最近になってやっとKSCガバにエングレを入れることができた。
スライド上部銃口付近の文様は、Pカッターがコースをはずれてしまったので、ここにもエングレーブを施した。
本体には、手を入れていないがそれなりになる物だ。後日、すべて「ななこ」を入れなおした。
資金不足のため、タナカのピーメは塗装待ち。また、後日。
タナカ COLT SINGLE ACTION ARMY .45 。
フレーム、右サイドにエングレーブを入れる。まずは、下書き。
彫る。
丸い部分に彫る。ノミが脱線しないように彫る。滑らかなラインが出ない。一気に彫らず、少しずつ彫る。丸い面のななこは、面白い。本当に明太子のようだ。
フレーム上部。ここのデザインはなかなか決まらなかった。いくつものネットで保存した画像を見比べる。なかなか、これという物が無く、良く使うパターンのデザインとした。
バレル、付け根。
バレル部のエングレーブ。参考にした画像のものを、大ぶりなものに変える。まだ、丸いところに小さな円を彫る自信は無い。
この画像を左右反転させ、モニターに写し、それを見ながらバレル反対側を彫る予定。
つづく・・・
タナカ COLT SINGLE ACTION ARMY .45に、エングレを彫る。
丸い局面の多いS.A.Aは彫るのが難しい。中古で購入したABSモデルで挑戦する。
まずは、シリンダーから始めた。エンフィールドの時は、図柄を葉っぱの組み合わせで行った。その方が少しでも局面に彫るのが楽だ。ノミの動きが緩やかな線で構成出来る。
今回は、丸形状に挑戦する。
彫刻機のベットに割付台(旋盤のチャックのようなもの)をセットし、シリンダーの円周にラインを回す。
ABSの成型品は樹脂の伸縮により、正確な真円はでていない。
彫れた溝は幅が一定にはならなかった。Pカッターにより、溝の幅を均等になるように彫りなおした。
二本の溝の間に、葉っぱ模様を彫っていく。
その他の部分も彫る。ノミがスムーズに動かない。シリンダーを挟んだバイスを回しながら、シリンダーそのものも、ノミの動きにあわせ回していく。
ここのところ、ノミの具合がよくない。砥ぎ角度が狂ってきている。それも、要因の一つで緩やかなラインが出ていない。何度研ぎなおしても、うまく行かない。これだ!という砥ぎ角度が解らなくなってしまった。
「ななこ」を少し入れたところで作業終え、帰宅。
帰宅すると、荷物が届いていた。
開けると、「お年玉」と書かれた丸い筒じょうのケースが・・・
「エングレ倶楽部」でお付き合いさせていただいている、子連れ狼さんからの贈り物。
一目見て、それが何か解った。「ななこ」を入れる工具だ。先端が球状にくぼんでいる。
鳥肌が立ち、目頭が・・(うるる)。これ以上は、文章で表せない。
途中まで自分で造った、工具(0.3ミリのシャーペンの先を尖らせた物)と比べると、そのななこの表情は立体的で、球状のぶつぶつは一つ一つが光を反射し、とても綺麗だ。
すでに入れてある「ななこ」の大きさを合わせ、上から「ななこ」を入れなおした。
まだ、使いこなすというところまでは行かないが、やはり本当の「ななこ」はイイ!
フレームの左にも彫る。
今回は、海外のサイトで見つけたエングレを施されたいくつかのS,A,Aより、好きなとこ取りで彫っていこうと思っている。
つづく・・・