HI-POWER の サイトの製作。
支給サイトと同じ物を、ABS樹脂で製作する。
フロントサイトとリアサイト。
フロントサイト、リアサイトの2Dデーターを作成。
NCマシンにて、切削。
リアサイトのセレイションは、見た目、1mmピッチかな?と思って制作したが、支給品の物と見比べると、荒くなってしまった。
そう、外国ではインチ計算しなくてはいけないことを、忘れていた。
セレイションは、1インチに何本の溝をいれるか、という風に算出するのだろう。
1インチに30本の溝をいれると考えて、計算すると、ピッチは約0.8746mmとなる。
ということで、作り直した。
各サイトには、小さな芋ねじがついているので、それも再現する。
フロントサイトは、ガンに付属の金属部品を改造、ABSでつくった物をそれにかぶせる。
手前にあるのが、金属部品を削った物。
正式な名前を知らないが、白アクリルをサイトに切った溝にはめ込み、階段状のぎざぎざを入れる。
完成。(手前が、支給サンプル。)
おしまい
少し前に製作した、Cz75のグリップ。
ブローニングハイパワーのグリップと一緒に依頼を受けた物。
参考に送っていただいた、グリップを採寸して、2Dデーターを作成。
デザインを3パターン考える。
プログラムチェックの為に、ABS樹脂にて試作品を作製。
Cz75のビスは、ねじの頭際までねじが切られていない。
なので、ねじを締めたときの頭の飛び出しは、高さが決まっている。
なるべく薄くという要望だったので、ねじ穴の頭が沈む凹寸法を低く設計したのだが、ねじを閉め込んでも、グリップが固定できない状態になってしまった。
やはり、試作は必要である。
このような、設計ミスを支給材で加工ミスしていたらと思うと、ゾッとする。
試作品に塗装をして、完成のイメージの確認。
そして、支給材のG10 グレー
ABS樹脂の試作品と見比べると、ねじの頭が沈む凹が違うのが解るかな?
おしまい