「山の郵便配達」の監督の作品。
10年ぶりに故郷の村に戻った男は、
偶然に初恋の女性に出会う。
もう村には居ないと思っていた、
忘れていた女性。
片足をひきずりながら
大きな柴の束を背負った彼女の後を、
男は追いかけた。
結婚して子供もいるので、
家を訪ねてくれと言い、去って行った女。
訪ねてみると、
彼女の夫は幼馴染の一人で、
耳が不自由で口もきけない男だった。
かわいい子供はいるものの、
裕福そうではない暮らしに男は・・・。
故郷と恋人を捨ててしまった不実な男、
かと思っていたが女もそれなりのことがあった。
それは誰にでもある青春で、
素朴な初恋の初々しさ、切なさ、
若さゆえの愚かさ。
そして変わらず美しくのどかな故郷の風景。
全てが遠くに思えてしまうのは、
今がめまぐるしいからだけなのか・・・。
夫役の香川照之がいい。
台詞がないのにもかかわらず、
感情をちゃんと伝えている。
熱演型ではないのだが、
確実に役を演じきれる素晴らしい役者だ。
ラストシーンは秀逸。
結局、それぞれの形で愛は存在する。
ということだろう。
10年ぶりに故郷の村に戻った男は、
偶然に初恋の女性に出会う。
もう村には居ないと思っていた、
忘れていた女性。
片足をひきずりながら
大きな柴の束を背負った彼女の後を、
男は追いかけた。
結婚して子供もいるので、
家を訪ねてくれと言い、去って行った女。
訪ねてみると、
彼女の夫は幼馴染の一人で、
耳が不自由で口もきけない男だった。
かわいい子供はいるものの、
裕福そうではない暮らしに男は・・・。
故郷と恋人を捨ててしまった不実な男、
かと思っていたが女もそれなりのことがあった。
それは誰にでもある青春で、
素朴な初恋の初々しさ、切なさ、
若さゆえの愚かさ。
そして変わらず美しくのどかな故郷の風景。
全てが遠くに思えてしまうのは、
今がめまぐるしいからだけなのか・・・。
夫役の香川照之がいい。
台詞がないのにもかかわらず、
感情をちゃんと伝えている。
熱演型ではないのだが、
確実に役を演じきれる素晴らしい役者だ。
ラストシーンは秀逸。
結局、それぞれの形で愛は存在する。
ということだろう。