もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「秘すれば花」展

2005-05-08 22:41:48 | アート
~日本、韓国、中国、台湾の現代アートと向き合うことのできる展覧会が「秘すれば花」です。~
パンフより。

実際のところ、奈良美智さんの作品しか知らずに行ったのだけれど、
これが面白くて見ごたえのある展覧会でした。
絵画だけではなく様々なジャンルの作品たちがありながら、
難解なものはほとんど無く、
近寄って見たり離れて見たり、
楽しく熱心に見ていたら最後には疲れてしまった。
多分会場内に二時間近くいたと思う。
(おおげさか?)

奈良さんの作品は最近の流れの一環でしたが、
相変わらず魅力的で、4回ぐらい戻って見てしまったほど。

でもアートは説明できません、現物を見てください。
森美術館、遅くまでやっているのもいいなぁ。

六本木ヒルズの話は、もうちょいありますがまたということで。
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「シャウト・オブ・アジア」

2005-05-08 22:21:23 | 映画
ドキュメンタリー映画。
韓国のシンガーソングライター、カン・サネが、
韓国・日本・フィリピン・インドネシア・中国とアジアで活躍するミュージシャンを訪ねて旅をする。
ロック、というと欧米に目が向きがちだが、
アジアにももちろんロックは存在するのだ、ということを認識させられた。
カン・サネは日本のアーティストでキヨシローに会いたがっていた。
LIVEで“あこがれの北朝鮮”という歌を歌ってまたしても放送禁止になっていた。映画では流れていたけど、まったくボスは骨のある人だ。
“原発”“君が代”についで3回目かな、発売禁止やら放送禁止は。
そういうところにカン・サネは興味があったようだ。
軽くセッションもしていた。
ミュージシャンってすごい、初対面なのに。

テロが日常だったり、貧困の差が激しかったり、そんな国でも歌は歌われている。
愛だの恋だのだけを歌うシンガーは出てこない。
「暴力で自由を手に入れられない」みたいな歌で立てノリをしているインドネシアの人々の姿は、日本のLIVEと同じで、もっと熱を帯びていた。
入場できない人達が暴動をおこしそう、だなんて日本ではありえない。

中国では、北朝鮮との国境近くのまちの出身者たちが、
「アリラン」をラップで歌ってヒットさせていた。
韓国でラップが人気があるのは知っていたが、中国にラップがあるなんて!
と思ってしまったが、アメリカ人は日本にラップミュージシャンがいるなんて知らないだろう。

最後にキヨシローを除くミュージシャンが韓国でLIVEを開いた。
「HANA」韓国語で「ひとつ」と言う意味のタイトルの曲に各々の国の言葉で歌詞をつけて皆で歌っていた。
世界はひとつ、祈るのは平和。
サビを会場中が合唱するところは、マジで感動した。

そして自分がどんなに今のアジアの音楽を知らないか、考えてしまった。
アジアの音楽で連想するのは、民族音楽チックなものがほとんどだ。
報道されない、ということは多分にあるだろう。
上田正樹がインドネシアやマレーシアでチャートの一位を獲得した、
というのを「徹子の部屋」で話していたが、それ以外の音楽雑誌などで見た記憶が無い。
Utadaがアメリカで何枚売れたかはワイドショーでも取り上げていたのに。

「アジアって何?」「歌ってなんだろう?」この答えを求めてカン・サネの旅は続く…
とチラシにはあったけれど、私も考えていこうかな、と思った。
力入れて「アジアの現実を見つめる」とかじゃなくて、ぼちぼちと。
音楽好きとして
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