”一切秘密を持たない家族”
なんて気持ちの悪い家族だろう。
でも、京橋家は絵里子の計画通りに構築された、そういう家族だった。
母親にうとまれていた、愛されてなかったと思う絵里子は、
自分はちゃんとした家庭を作ろうと思い
いつも笑みを絶やさず、自分の理想の母親を演じ続けていた。
冒頭から、誰の視点か解らない
振り子のように揺れる画面に驚いた。
そして、ニュータウンというものの不気味さ。
住んだことがないので実感はないが、
なにか事件のたびに取りざたされる不自然さが、
リアルに迫ってくる映像だった。
とにかく、女優陣の圧倒的な一本勝ち。
小泉今日子の、コンビニのシーンなんてゾッとした。
大楠道代のはすっぱな母親、
愛人の永作博美の狂気と、ソニンのふてぶてしさ。
娘の鈴木杏は、爽やかから遠い女子高生。
みな存在感がある。
母親と娘の関係の再生は、絵里子の人生そのものの再生だ。
そして家庭も、崩れかけたが持ち直した(と思う)
家庭とは、母親とはこうあるはずだ
という思い込みに囚われ
それに当てはまらない自分はダメだと思っている人って
実は沢山いそうな気がする。
なんて気持ちの悪い家族だろう。
でも、京橋家は絵里子の計画通りに構築された、そういう家族だった。
母親にうとまれていた、愛されてなかったと思う絵里子は、
自分はちゃんとした家庭を作ろうと思い
いつも笑みを絶やさず、自分の理想の母親を演じ続けていた。
冒頭から、誰の視点か解らない
振り子のように揺れる画面に驚いた。
そして、ニュータウンというものの不気味さ。
住んだことがないので実感はないが、
なにか事件のたびに取りざたされる不自然さが、
リアルに迫ってくる映像だった。
とにかく、女優陣の圧倒的な一本勝ち。
小泉今日子の、コンビニのシーンなんてゾッとした。
大楠道代のはすっぱな母親、
愛人の永作博美の狂気と、ソニンのふてぶてしさ。
娘の鈴木杏は、爽やかから遠い女子高生。
みな存在感がある。
母親と娘の関係の再生は、絵里子の人生そのものの再生だ。
そして家庭も、崩れかけたが持ち直した(と思う)
家庭とは、母親とはこうあるはずだ
という思い込みに囚われ
それに当てはまらない自分はダメだと思っている人って
実は沢山いそうな気がする。