もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「嫌われ松子の一生」

2006-06-02 21:28:40 | 映画
しょっぱなから、カラフルな色彩が目に痛いほど。

中島監督が過剰なのはカクゴしてましたが、
まあ、蝶は舞うわ花は飛ぶわ、歌うわ踊るわ。
ミュージカルってことで、よろしいですか?

父親からの愛情を受けられなかったが為の転落の人生を、
娯楽として楽しめるようにしちゃうってのがスゴイ(肯定)
愛して!愛して!愛して!
とダメ男の間をさまよう松子。
でもさ、そもそも修学旅行のお金の決着がダメじゃん。
出だしが間違ってるんだよ。

クドカンの暴力彼氏ってのが、意表をついてるのにはまってる。
いるんだよな~、太宰ぶっちゃうヤツとか。

現実にもダメ男にばっかひっかかる人っているし、
そういう人はダメ男が好きなのだよ、結局。
自分の選択が人生を決めてるのね。
本人気がついてなかったりするけど。

身内にも「しょーもない」と縁を切られた松子の人生だけど、
甥っ子が人生を考えるとっかかりになったなら、
価値があるというものだ。

それに、
未遂はあるけれど自殺をしなかった松子はエライ。
あれだけの目にあっても、
人生を捨てなかったということだもの。

2時間ドラマの女王、片平なぎさもアレですが、
本田博太郎って結構ベテランなのに、ふふふ。
(頭の中をグループ魂の曲がよぎった)
刑務所の中とかワンシーンに豪華キャストでしたね。
中谷美紀は熱演を通り越して、怪演だった気が。
コメント (6)
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