昨日「やわらかい生活」の記事を書きながら、
『なんか違うほうに流れているなぁ・・・』
と思っていた。
もやもや。
ああ、自分に照らし合わせてんだ、ワタシ。
えっと、親は生きてますが、いや、確か片方最近死んだらしい。
という具合にぶっ壊れた家庭で育ったサバイバー。
二十歳でパニック障害になって
(その頃はポピュラーな病じゃなかったので医者も気づかず大変でした)
12年前には鬱になった。
食欲がなくなるというより、口元に食べ物を持っていくと吐き気がする。
というのはたまにあったけど、特大版。
眠れないし、お風呂に入るのもできないし、
歩くのも遅くなるし、喋る速度も遅くなった。
週一の病院がお盆休みになるだけで、不安で死にそうになって、
保健センターとか電話かけまくったっけ。
ああ、夏だったんだ。
だから優子の物語はワタシの隣にある。リアルな手ごたえで。
底なしに優しい従兄弟のお兄ちゃんは(ワケありだとしても)
ワタシにはいないのさ。
従兄弟の中じゃ私が年長さんですし、ほとんどつきあいないし。
だから優子がうらやましかったんでしょうなぁ。
物語としてよりも切実に。
実際は宝物フレンズな皆様の強力なお助けにより、
薬談義からもほぼ足を洗えまして、今に到りますが、
あの病気とだけ向き合ってた日々の記憶はぽっかり欠落してます。
人間は嫌なことは忘れるようにできているのね。
でも、暗くて深い穴があるので、二度とあそこに落ちないように気をつけてます。
手当ては早めに。
さらに、画面には最後まででてこなかった優子のやけどだけど、
私も子供の頃の大怪我で大きい傷が二箇所にある。
でも、もう人生ほとんど傷とセットで生きてきたから、
背が高い低い、太っている痩せている、ぐらいの違いかと思っていた。
傷だしまくって歩いてます。
もちろん不自由なんだけど、それもやっぱ、
得意不得意みたいなもんかしら。
と生きてきましたが、
いろいろあって役所と病院を回ったら、
シャレじゃなく身障者でした。
病院で調べて「それは出来ません」と答えたことの多さに自分でびっくり。
どうやって生活や仕事してきたんだっけ?
今までといっこも変わらない生活をしてますけどね。
こりゃあ優子よりに考えても仕様が無いじゃん。
だから、「映画として云々」とか「設定がどうのこうの」という視点で見られません。
そして、こんなに赤裸々っぽく書いたことが人生の波乱万丈の一割くらいって、
誰かワタシを映画化して(爆)