短編集。
絲山秋子の作品は8割がた読んでいる。
日常から少しずつずれてゆく不条理な話が多いかな。
決して読みやすくはないけれど、
文体が好きなんだと思う。
「恋愛雑用論」
~恋愛とはすなわち雑用である。不要でなく雑用である。
雑用は雑用を呼ぶ。仕事でも家のことでもなんでもそうだと思う~
この書き出し
うひゃ~『それを言っちゃあおしまいよ』
恋愛至上主義のヒトを見ていて
思考回路が違うのだな、と思ってはいたが
~不要でなく雑用~
こっちにピンときちゃうのだな、ワタシ。
「NR」
直帰のことをノーリターンでNRと書く人はいたな。
会社の仕組みや慣習に違和感をもったことのある人には
無茶苦茶怖い話。
空間がゆがんだのか竹の花が呼んだ悪夢なのか
営業に出たはずがわけのわからない町についてしまった二人の男。
『NRー戻らない』と会社の予定表に書いてきたことの
恐ろしさに気が付く。
7編すべて面白かった。
絲山秋子の作品は8割がた読んでいる。
日常から少しずつずれてゆく不条理な話が多いかな。
決して読みやすくはないけれど、
文体が好きなんだと思う。
「恋愛雑用論」
~恋愛とはすなわち雑用である。不要でなく雑用である。
雑用は雑用を呼ぶ。仕事でも家のことでもなんでもそうだと思う~
この書き出し
うひゃ~『それを言っちゃあおしまいよ』
恋愛至上主義のヒトを見ていて
思考回路が違うのだな、と思ってはいたが
~不要でなく雑用~
こっちにピンときちゃうのだな、ワタシ。
「NR」
直帰のことをノーリターンでNRと書く人はいたな。
会社の仕組みや慣習に違和感をもったことのある人には
無茶苦茶怖い話。
空間がゆがんだのか竹の花が呼んだ悪夢なのか
営業に出たはずがわけのわからない町についてしまった二人の男。
『NRー戻らない』と会社の予定表に書いてきたことの
恐ろしさに気が付く。
7編すべて面白かった。