「シン・ゴジラ」二度目

せっかく新しくした東京駅も壊しちゃったか、
前回は気が付かなかった、ドキドキしすぎて。
破壊神だもんね。

めったに同じ映画を観に行かないのに、行っちまいました。
なるほど、
お仕事映画と観る人もいるわな。
怪獣は実在しないから「想定外」ですらないわけだが
語りたくなる現実の織り込み具合。

能天気なほど状況を読めない政治家、忙殺される官僚。
ゴジラから放出された放射能の中で作業する自衛隊員の
線量計が鳴る音。
目前にゴジラが現れなければ、警報が出されなければ日常を続ける人々の姿。
3.11を思うよね、やっぱり。
プロメテウスの火。

最先端の武器では歯が立たないのに
働く車、それを動かす人々
結局現場は人力なのだ。
ま、電車は無人ですけどね。

都心にゴジラがある風景を見て
プロジェクションマッピングやＶＲで絶えずフクイチを見せてあげればいいのに、と思ったよ。


ゴジラが何のメタファーなのかは、後付けされていくし
考える人の数だけあろものだ。
しかし
怪獣は何を考えているか解らないからコワイんだよ。

ヤシオリ作戦ってあの場にいた皆が理解した雰囲気でしたが
一般教養じゃないよね。
ワタクシ調べましたよ。
そういうとこがアンノっぽいぜ。

とにもかくにも面白い映画だ。