忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

手塚治虫のブッダ 救われる言葉

2011-10-05 19:34:48 | BOOK
秋の夜長はやっぱり読書。
寝る前に少しずつ本を読むのが毎日の楽しみになっています。

今回は「手塚治虫のブッダ 救われる言葉」です。
やっぱり私の中で仏教といえば手塚先生の「ブッダ」なんですよね。
さすがに全巻買うわけにもいかないから
ダイジェスト版を購入。
「ブッダ」にでてくる心に残ることばとマンガの数コマが描かれています。
でもやっぱり全体を通してでないと
大切なことってみえてこないんですよねー。
実家からもってきたいくらい、私の中のバイブル(?)です。

先日の池上さんの本だったかな。
(なんかその手の本、読みすぎてどれに何が書いてあったかごっちゃごちゃになってるのですが。)
一神教と多神教の違いで
日本は多神教、たくさんの神を受け入れて
一神教を信じている人々は、とにかく神は絶対で唯一のものだとしています。
日本は神=近い存在、そのへんに宿ってたりするからとにかく身近、だと書かれてありました。
そう、友だち感覚なんですよね。
そういえば神、たくさんいますよね。
手塚治虫さんといえばマンガの神様。
ゲームだって神ゲーなんて表現しますよねー。(笑)
あげくに「ネ申」とまで書かれたり・・・。(^_^;)
けっこう神さまってお手ごろだったりします。
そもそも「お客様は神様です」なんて一神教の世界ではありえないでしょうし・・・。
神もカリスマも多い日本です。

話はそれちゃいましたが
この本の中で印象に残ったものを・・・。

死についてのお話。
――魂は自然の大気の中へと戻っていく。
そしてまた、親しい魂は、再開できるのだ――
これ、「ぼく地球」を思い出します。
死を目前にした木蓮が紫苑に言ったことば。
「私たちは未来へ還るの・・・」と。
とても深いことばです。

それから「衆生」。
――生きものに優劣はない。みなどこかでつながり、
助け合って生きているのだ――
とかく人間が中心になってしまうこの世界。
自分のためならほかの命は関係ない、
どこかでそんな驕りの気持ちはないでしょうか。
ほかの人や生きもののことを思いやる気持ちを忘れてはならないと思います。
謙虚に生きることが大切なのではないのでしょうか。
コメント (2)
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