忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

THE ROYAL HUNT OF THE SUN

2021-06-02 19:25:19 | おでかけ
緊急事態宣言・延長中の本日ですが
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

さて私はおでかけしてきました。
行き先は「渋谷」です。
渋谷とはまったく縁のなさそうな私ですが
いったい何をしにいったかというと「観劇」です。

あいかわらず東京の交通網ってすごいなぁと感動します。
電車に乗るだけであっという間に渋谷まで行けちゃうなんて。
ただ目的地まで行くのはけっこうハードル高いんですけどね。
とりあえず迷うの前提で余裕をもって1時間。
ホントはどっかでお昼ご飯を食べたかったのですが
迷うこと想定なのでやめておきました。←お昼ご飯、自宅で朝の9時半に食べたよ・・・

劇場は渋谷パルコのパルコ劇場。
たぶん駅から5分もあれば行けるかと。
それがですね。
行けないんですよ。(涙)
なんであれだけ予習したにもかかわらず、迷うんだろ・・・。
ちゃんと目的の出口には出られたのに。
そっからが長かった。
なんか怪しげな場所とかホテル街とかに出ちゃって・・・。
地図で確かめるとなぜか逆方向に向かってました。
なんでっ!?
どれだけ途中でクロネコさんに「パルコ、どこですか?」と尋ねようかと思ったことか・・・。
Bunkamuraを見かけたのですが
そっからまた逆向きに歩く私でした。
Bunkamura、エジプト展見にいきたいっ!という衝動にかられました。(笑)
徒歩5分のところ、徒歩40分かかりました・・・。
開演ギリギリやん!
間に合ってよかったけど。
もうほんっとこの方向音痴だけはどうにかならないものか。
なんでこんなに方向感覚が狂っちゃうんだろう。(泣)

とりあえず無事に着いてよかったです。

さてパルコ劇場で開催されていたのは
「ピサロ」です。
そうそう、ピサロ強かったんですよねー。
いろいろと形態が変わって。
さすがラスボス・・・。
いや、それはドラクエ4のデスピサロです。

インカ帝国を滅ぼしたスペインの探検家フランシスコ・ピサロのお話です。
詳細は
OGPイメージ

ピサロ | PARCO STAGE -パルコステージ-

PARCO PRODUCE 2021 ピサロ (原題:The Royal Hunt of The Sun)の作品ページです。

PARCO STAGE -パルコステージ-

 


↑です。

TVでちらっと見かけた映像が気になって気になって。
もうすでに上演期間中でしたが
チケットがとれたので行くことにしました。
ちなみに主演のピサロ・渡辺謙さんよりもインカ王の宮沢氷魚くんのほうが気になったんですよねー。

劇場はそんなに大きな劇場ではないので
どの席からもよく見えます。(と思う)
オープニングの太陽に向かうアタウアルパの姿がかなり印象的でした。
衣装もすごく太陽の子、神の子、王という風格が後ろ姿ににじみでていました。
すごい存在感でした。

氷魚くんのモデル体型、カンペキでした。
彫刻のよう。
顔、ちっちゃ!
そして肌が陶器のよう。
ホントに私と同じヒト科の生きもの!?
たしかクォーターなんですよね。
(ちなみにお父さんはTHE BOOMの宮沢さん)
はじめのころは声があまり出てなかったようですが
劇が進むにつれて
どんどん声量が上がっていき、
アタウアルパの哀愁と王としての誇りがカラダを覆ってました。

渡辺謙さんのピサロ、すごかったですね。
距離があってもわかる目力。
苦悩する姿。

そして老いていく将軍と
若々しい王の対比がすごかったです。

マルティンというスペイン軍に参加した、ピサロの小姓の語りが中心になって話が進んでいきます。
若マルティンと老マルティンがいましたが
若マルティン、好きなキャラでしたねー。

それにしても劇見ながら
ひょっとして神は私にキリスト教はおかしい、と訴えてるのか?というぐらい
キリスト教の矛盾点をつきつけてきますねー。
愛という名のもとに布教活動。
布教のためには相手の信仰をつぶしてもいい。
自分たちの神をないがしろにされると激昂。
こんな布教のされかたをするんじゃ、
イエスさまも迷惑に思っているのでは・・・。
飢えと貪欲と十字を与えたキリスト教の修道士。
それまで平和に、与えられるもので暮らしていたインカの民。
自分の意志がない、自由がない、と訴える修道士。
本当にね。
宗教自体が悪いわけではないのに、
一つのものにこだわる、形骸的なものにこだわる考えのせいで
宗教ってなんかイヤだ・・・って思ってしまいます。
「愛」を説いているはずなのに。

愛とは出会えたことを喜べること。
ピサロとアタウアルパの間に生まれた愛。
その愛を引き裂いたのが
実は国家権力でありキリスト教。
太陽のしずくである金を目の前にして
変わっていくスペイン軍。

見終わったとしばらくいろいろと考えさせられましたね。
どこかの分岐点で選び方を変えていたら運命は変わっていたのかと。
それとも人間の欲望があるかぎり、結果は変わらないのかと。

     

見にいってよかったと思える作品でした。
キャストのみなさん、すばらしかったです。
休憩含めて3時間くらいの劇でしたが
あっという間の3時間でした。


ということでなんだか支離滅裂な感想になってしまいましたが
おもしろかったです。
もっと書きたいことあったかと思うのですが
うまくことばにできませんねー。

では本日も一日お疲れさまでした。
ゆっくり疲れをとりましょうね。
おやすみなさーい。
いい夢を♪
コメント
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