忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

カエルの王様

2016-04-21 10:46:44 | BOOK
グリム童話、「カエルの王様」です。
文は江國香織さん、イラストは宇野亜喜良さんです。

     

宇野さんのサインつき。

グリム童話、ひさしぶりです。
でもこんな内容だったんだ・・・。

お姫さまがお気に入りのマリを池に落とす。
カエルが条件つきで拾う。
(自分をお姫さまの相棒にしてくれ、という条件)
お姫さま、カエルとの約束を無視してとっとと自分の城に帰る。
カエル、お城にやってきてお姫さまの父である王様にことの次第を告げる。
王様、お姫さまを諭す。
嫌がったお姫さま、カエルを壁に投げつける。(かわいそうだよ!!)
するとカエルは王子様に変身。
実はカエルは魔女の魔法にかかっていたよその国の王子様でした。
そしてお姫さまと王子さまは結婚しました。
王子さまの忠実な家来であったハインリヒは(なぜか突然でてきた家来)かなり喜びました。
王子様が魔女に捕まったときき、心臓がはちきれそうになってしまったので
鉄の輪っかで心臓が飛び出ないように体をしめつけたとのこと。
(この絵本の副題が「あるいは鉄のハインリヒ」でした。)

いやぁ、突っ込みどころ満載の童話でした。
カエル、条件つけずにふつうにマリ、とってあげようよ。
お姫さま、約束破っちゃダメでしょう!(カエル、脳内でピクルスちゃんに変換)
しかも壁に投げつけたって・・・。
王子様、こんなお姫様と結婚していいの!?
そして突然でてきたハインリヒ。
なんかとってつけたような話にただただビックリ。
何か深い意味があるのか!?
それとも実はほかにハインリヒの物語があったのか・・・?
王様のよさだけが光ったお話でした。

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