やがて訪れる食糧危機に、昆虫?
年内が、最も危険です!
3ヶ月分の食糧を備蓄してください!
放射能に汚染されているかどうかは、問いません!
転載
食糧危機を救う?昆虫食?
地球上で最も繁栄しているともいわれる生き物、昆虫。
あらゆる環境に適応し、生息する能力をもった昆虫を新たな栄養源として広めようという動きが出てきています。
昆虫食が人気?
ことし8月、東京都内の公園でセミを捕まえて、食べる催しが開かれました。
「セミ会」と名付けられたこの催し、ことしが7回目です。
世界の昆虫食に興味を持つ会社員や学生たちが集まり、身近で簡単に採集できるセミを昆虫食の普及のきっかけにしようとスタートしました。
インターネットや口コミで徐々に参加者が増え、ことしは100人近くが集まりました。
参加した人たちは、捕虫網で木に止まるアブラゼミやミンミンゼミを捕らえたり、夕方になって地上に出てくる幼虫を捕まえます。
集められたセミは、洗うのを兼ねて、一度湯通ししたあと、唐揚げや素揚げ、くん製などに調理されました。
参加者のうち、およそ半分は、初めて昆虫を口にする人ですが、恐る恐るながらセミを口に運んで感想を述べ合っていました。
成虫は「ポテトチップスのようにぱりぱりしていて、おつまみにちょうどいい」、幼虫は「ナッツと鶏肉を混ぜた味」といった感想を話す人もいて、おおむね好評価でした。
なぜ、昆虫を食べるのか
昆虫食が注目を集めるのには背景があります。
ことし5月、FAO=国連食糧農業機関は「食べられる昆虫 食料安全保障の展望」と題した報告書を公表しました。
この報告書は世界の人口急増に伴い、予測される食糧不足を解決するため、昆虫を新たな栄養源として検討すべきだと指摘したのです。
1959年の段階で30億人だった世界の人口は、40年後の1999年までに倍の60億人に増加。
それから僅か12年で10億人も増加し、おととし(2011年)70億人を超えました。
報告書では、2050年までに世界の人口は90億人に達すると予想しています。
人口の増加や、異常気象などによって世界ではすでに食糧不足が深刻になっている地域があります。
今後、さらに人口が増えるのであれば、食糧生産を大幅に増やさなくてはなりませんが、これまでと同じ食糧生産の仕組みでは賄いきれなくなると報告書では指摘しているのです。
生産効率のいい昆虫食
昆虫が食品として優れている点は、その生産効率の良さです。
1キロの牛肉を生産するためにはおよそ10キログラムの穀物が必要だとされています。
同じように、豚肉では5キロ、鶏肉では2.5キロですが、バッタでは1.7キロで済むとされています。
そのうえバッタには同じ量の牛肉と、同じ程度のたんぱく質が含まれ、栄養面でも引けをとりません。
牛肉や豚肉などを昆虫食で置き換えれば、食糧の生産効率を劇的に上昇させられるというのです。
アジアでは、セミやタガメなどが食材として広い地域で利用されているほか、アフリカでもガの幼虫やコガネムシ類の幼虫などが高級食材として取り引きされるなど、世界的にはおよそ20億人が、およそ1900種類に上る昆虫を食べているとされ、珍しい文化ではありません。
日本でもイナゴのつくだ煮や繭から糸を取ったあとのカイコのさなぎ、クロスズメバチの幼虫の「ハチノコ」などが古くから食材として親しまれてきました。
また、世界各地の先史時代のヒトのふんの化石から大量の昆虫の眼が見つかるなど、人間にとって昆虫が貴重な栄養源だった時代があるとも考えられています。
普及への課題は
とはいえ、身近に食糧危機が感じられない今の日本で昆虫食を普及させるのには難しいのが現状です。
まず、食べる昆虫をどこから調達するかが課題になります。
日本で食用に養殖されている昆虫はいないため、昆虫を食べようとすれば野外での採集に頼ることになります。
最初に紹介した催しではセミを採集していますが、人が手作業で採集するだけでは数が減ることはないと考えられているものの、生態系への影響を最小限に抑えて採集できるセミの数がどれくらいなのか、調査が必要です。
もし、本当に肉や魚が手に入りにくい時代が来るならば昆虫の養殖も視野に入れなくてはいけないかもしれません。
さらに、昆虫を食べることに対する心理的な抵抗を取り除くのも大きな課題です。
昆虫の姿や形を嫌がる人は多く、口にするものであればなおさら、抵抗が強いでしょう。
子どものころから日常的に食べていないかぎり、慣れるのは難しいかもしれません。
これについて、昆虫食の文化や栄養について詳しい名古屋女子大学の片山直美准教授は「心理的なものを取り除くために調理法を工夫したり、粉末にして形を分からなくしたりといった方法が必要ではないか」と指摘しています。
食糧事情を考えるきっかけに
FAOの報告書では昆虫食の可能性を指摘するとともに、昆虫を家畜のえさとして使うことで、今、えさとして使われている穀物や魚を人間の消費に回せる可能性についても言及しています。
またFAOは別の報告書で、食糧危機を乗り切るために先進国で食べられないまま廃棄される大量の食糧を減らすべきだとも指摘しています。
食べ物があふれる今の日本で昆虫を食べなくてはいけない事態になるとは考えにくいですが、限られた食糧資源を世界の人々が分け合うために現在の食糧生産や消費のシステムをどう変えなくてはいけないのか、考えるきっかけを昆虫食が与えているとも言えそうです。
昆虫食の注意点
このニュースを見て昆虫を食べることに興味を持った人もいるかもしれませんが、昆虫食には注意点があります。
昆虫を食べる際には、まず、その虫に毒がないかどうか調べたうえで、食中毒を防ぐためきちんと加熱して調理することが必要です。
アレルギーについても分かっていないことが多く、エビやカニにアレルギーがある人は食べないほうがいいともいわれています。
専門家に話を聞くなど安全には十分注意してください。
以上!
サバイバルの知識が必要な時代が、すぐそこまで来ています!
放射能により、大半の食糧が汚染されていますし、化学物質、遺伝子組み換え食品んと危険な食物ばかりが流通していますが、これから逃れるには新たな食糧を模索する必要があります!
汚染されていない新たな食糧こそが、人類を救います!