緊急事態宣言により私もテレワークでの仕事が多くなってきたことと、子供の大学のWeb授業のために新規でノートパソコンを買うことにしました。
仕事がPCにかかわる業務だったため、多少の知識と経験がある私は、古いノートPCを使ってきました。それを今日はつづってみようと思います。
現在自宅で使用しているノートパソコンは、なんと2009年、約11年前に購入したものをいまだに利用しています。2009年といえばWindows7が発売された年ですが、購入したのはWindows7が発売される前なので、WindowsVista搭載ノートPCです。
このWindowsVista、世の中では結構叩かれまくられ、黒歴史とディスられているWindowsですが、私は何気に嫌いではありません。Vistaの感覚的な特徴としてインストールした直後は動作が遅く「やっぱりXPの方が快適」なのですが、利用して1週間たったあたりから、どんどんスピードアップしてきて1ヶ月もするとかなり快適になるという不思議なOSなのです。
アイコンはカッコイイし操作はXPに似ているし、従来のソフトが動作不安定なことや確認のためのダイアログがでるのがチョット面倒くさいだけでそこを我慢すれば快適そのもののWindowsです。
※OSが変わればソフトが完璧に対応されることが難しいのは当然であって、そこにクレームをつけるのは私の美学に反するのです。
Windows Vistaのデスクトップ。コントロールパネルのアイコンがかっこいい。
その古い2009年に購入したノートパソコンとはDELLのLatitude E5400という型番のノートパソコンです。企業向けのVostroブランドが発足する前のモデルになります。
CPUはCore 2 Duo P8700、メモリは1GB、HDDは80GB、ディスプレイは14インチワイドのWXGAとなります。CPUうんぬんよりもメモリ1GBではどちらにしてもVistaを運用するにはちょっと力不足なスペックではあります。
早々にメモリは最大の4GBに増設しました。当時のメモリ規格はDDR2全盛、1枚4GB、2枚差しの8GBなんて世の中に流通してません。XPは32bitOSなので4GBまでしか認識しません。だから4GB以上のメモリを搭載する必要性がなかったのです。数か月後にはWindows7が発売されますが、当時インストールされるのはほとんど32bit版だったことを考えればDDR2メモリは適正な選択だったのだと思います。
次に手を付けたのはHDDです。
当然SSDに換装です。もともと2.5インチ9mmHDDだったのでそのまま運用可能です。
チップセットはGE45 Express。GM45 Expressの一部機能を削った廉価版ということですが、結局Coreナンバーシリーズはのせることができないので今までCPUの換装改造などせず、そのままのCore 2 Duo P8700を使い続けています。
これだけの強化でWindows10も動作するし、Office 2019も十分実用速度で稼働する。非常に使い勝手の良いノートPCだったのですが、それ以上にキーボードの形式がお気に入りでした。
昔ながらのキーボード形式です。現在はタイトル画像にもあるパンタグラフ型が主流といってもいいと思いますが、このノートPCのキーボードはデスクトップキーボードに似ているメンブレン形式です。これがいい。非常に使いやすい。多少厚みがあっても私にとって、この叩きやすさは天下一品です。
右側面の写真となりますが、やはりレガシーデバイスの雄といえばIEEE1394a(4pin)が装備されています。
今となってはビデオの動画データを取り込むこともないので必要ない端子です。FireWire(Apple)とかi.Link(Sony)とか名称がありました。
左側の写真となります。こちらのレガシーデバイスはIEEE1394よりも歴史の深いRS-232C端子が装備されています。さらに右側にある丸いキーボード端子は、なんとビデオ映像接続用のS端子です。HDMI端子が一般化するまではTVに出力する際のコンポジット端子の上位端子として君臨していました。このE5400はビジネス色の強いノートPCなのでプレゼンテーション用についていたのだと思います。
このノートPCで大学のWeb授業を乗り越えようと考えました。しかし悲しいかな、やはり要所要所での「待ち」が気になります。ソフト起動時とか、突然考え出してマウスもキーボードも効かなくなっているとか、スムーズに保存できないとか。大勢に影響はないものの、細かい使い勝手が非常に気になります。また重量も3kg近くあり、これを二十歳前の子供に持たすのはちょっと忍びない。ということでやはり持ち運びを考え、モバイルノート的に使える、限りなくディスプレイが大きい(老眼なので)ノートPCを探していこうと思います。
加えて10年の月日とビジネス色が強いデザインは非常にこのLatitudeを野暮ったく見せています。
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