東京に行った際、1時間ほどの時間をどう潰すかを考えたところJR浜松町駅の目の前にある、旧芝離宮恩賜庭園へ行くことにしました。
小石川後楽園と並ぶ17世紀から続く歴史のある庭園です。
関東大震災の後、整備され大正13年4月に旧芝離宮として開園されたそうです。
タイトル写真は中央の池(大泉水)にリフレクトする汐留ビルディング群が見事だったので思わずシャッターを切りました。都会と庭園が調和する、不思議な感覚でした。
中国の杭州にある西湖の堤を模した旧芝離宮版「西湖の堤」です。この西湖の堤は日本の文化に相当影響を与えているようで、この旧芝離宮を始め、小石川後楽園や水戸の偕楽園にも同様に模した堤があるそうです。
※OLYMPUS CAMEDIA SP-570UZ で撮影:82mm 相当 1/160sec F5.6 ±0.0EV ISO64
大泉水を眺めていると、亀たちが甲羅干ししているところを見かけました。
亀にうとい私でもわかる赤い斑点で有名な「ミシシッピアカミミガメ」です。
※OLYMPUS CAMEDIA SP-570UZ で撮影:487mm 相当 1/500sec F4.4 ±0.0EV ISO100
手入れされた庭園と都会的なタワーマンションを一緒にいれてみました。
肥後細川庭園から見るタワーマンションは景観を濁すイメージをもってしまいましたが、旧芝離宮が開放的な庭園であったせいか、逆に都会のビル群と調和していたと思いました。
※OLYMPUS CAMEDIA SP-570UZ で撮影:58mm 相当 1/320sec F5.6 ±0.0EV ISO64
大泉水の海水取入口跡です。
当時の浜松町は埋め立てられておらず、この旧芝離宮(楽壽園)の大泉水は海水を取り込んでいたそうです。
最初荷物置き場と間違えました。パンフレットは重要です。
※OLYMPUS CAMEDIA SP-570UZ で撮影:73mm 相当 1/30sec F3.8 ±0.0EV ISO125
私が嬉々として撮影している東京の史跡のほとんどは、関東大震災の復興でつくられたものばかりです。歴史があることはもちろんのこと、その後の東京大空襲にも耐えきったことに感慨を覚えた次第です。
いつも 上手だなぁ。視点が良いなぁ。と思いながら拝見しています。
先日、目の前まで行ったのに「狭いわよ」の一言で入るのをやめてしまったことを深く後悔しました。
是非一度、行ってみたいです。
ありがとうございます。
そうですね。旧芝離宮はすぐお隣の浜離宮に比べるとこじんまりとしていると思います(有料だし)
ゆっくりと写真を撮りながら廻って1時間程度。寄る年波にはちょうどよい広さだったと思います。
アパートやマンションだったらアンバランスな風景になっていたかもしれませんが、これだけ振り切ってくると異空間みたいで見応えがあり増した。