そろそろ芽ぶきの季節です。気になっていた「アケビ」の蔓を篭にしました。
アケビの余分なツルも、整理しなければ、どんどんはびこってしまいます。
カゴにできるのは、地際から伸びた、真っすぐなものが、編みやすいです。
くねくね曲がったものも、リースや篭の手用、又は「乱れ編み」には、使えます。
面白いものが出来上がる期待も出来ますが、今日は真っすぐな蔓を選んで編みました。
★… ‥★ 編み方(十字組み) ★… ‥★
縦芯、横芯を同数用意します。(少し太めの方がしっかりします)
立て3本横3本の、使い勝手の良い篭を編んでみました。
1.芯になる蔓を、十字の形に3本ずつ重ねます。
芯は偶数です。
2.網込み用の蔓を選びます。
出来るだけ長めのものを使うと、繋ぎの手間が省けます。
3横芯の3本にかぶせます。
4網蔓を下縦芯の下からくぐらせ、次に左横芯の上からかぶせます。
更に上縦芯の下からくぐらせます。
5.この上下を交互にくぐらせる作業を、2周します。
《2周した状態で、芯の一部を切り落とします。》
6.黄色の数字の「1」。右横芯1本を、網蔓の際で、切り落とします。
(この位置まで引き抜いてもOK)
7黄色の数奇「2」。網蔓の始まりの先端も切り落とします。
これで芯が11本(奇数)になりました。
8.芯の上、下を交互にグルグル編んで行きます。
奇数なので、段ごとに上下が変わります。
作りたい底面のサイズになったら、芯を立てて、更に編み進めます。
粗めに編んでも、後でぎゅーっと縮める事が出来ます。
上の方を広くしたい時は、芯を広げながら編み進めます。
《止め方》
方法1 芯を一定方向に倒し、横にくぐらせながら止める。
方法2 真下に折り返し下の蔓に絡ませ、ふちを別に編む。
などの方法で、始末します。
粗めに編んだものです。
左は私が2007年に、初めて編んだ、縦2本横2本の十字組です。
手前はアケビの皮の乾燥もの。
松坂木綿の上に飾ってみました。
★ アケビだけでなく「クズ」等の蔓類は、この方法で編めます。
☆2013年3月にも作りました。 右のアネモネ入りの小さなかごです。
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