「ヤマボウシ」と「ハナミズキ」花の時期は違いますが、良く似ていると思います。
同じミズキ科で、名前も紛らわしいですが、違いも色々あります。
ヤマボウシもハナミズキもミズキ科です。
「ハナミズキ」は「アメリカヤマボウシ」と言われるように、北米原産です。
明治末期に日本が桜を贈った返礼として、アメリカから送られてきたことで、有名です。街路樹や庭木として親しまれ、花の美しさが際立っています。
「ハナミズキ」の名前の由来は、ミズキ類で、花が美しいことから。
「ハナミズキ」は「アメリカヤマボウシ」の別名もありますが、これは「「ヤマボウシ」に似ていることが、名前の由来です。
「ヤマボウシ」は日本の山野に自生し、花も美しく、実、紅葉も美しいことから、庭木、街路樹として親しまれています。
名前の由来は、蕾の丸い集まりを法師の頭、白い苞を頭巾に見立てたとものと言われています。
両者の花は、よく似ていて、花弁のように見えるのは、総苞です。
「ハナミズキ」は葉がでる前、4月から5月に花が咲きますが、ヤマボウシは葉がでてから6月から7月に花が咲きます。
実はハナミズキは小さな硬い実(ガマズミのような実)をつけ、食べられませんが、ヤマボウシは、大きく赤い実をつけ、「マンゴウ」のような味で、生食、ジャム、果実酒に利用するほか、小鳥の好物です。
「ミズキ(水木)」は日本全国に見られる落葉高木です。
幼木の春の芽ぶきは、綺麗な紅色です。
小正月には、団子を作り水木にに挿して飾りました。「みずき団子」といいます。
植木屋さんが「ニホンミズキ」と呼んだ記憶があります。
芽ぶきの時期に、大量の水を吸い上げるため、枝を折ると水が滴るので「水木」の名前の名前になりました。
東北地方などでこ けしのおもな材料の1つになっており、また盆、椀などの漆器木地になります。
高木なので、花の時期はかなり目立つ木と言えます。(画像はwikiから)
ハナミズキ
2009.10仙台 2011.04
ヤマボウシ
2011.06仙台 2011.09 原発廃炉に向けて
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