ナギイカダ(梛筏)の切り枝
2014年3月末に戴いた花束の中に、あしらいとして入れられていました。
濃い緑で、葉も使い勝手が良いサイズ、茎もしっかりしているので、他の花材のあしらいとして、使い回していました。
何日たっても、弱ることもなく、「便利だぁ」と。
ある日、葉の真裏にに丸い蕾を発見。
庭に植えていた「ハナイカダ」を連想させる蕾が出現しました。
「ハナイカダ(花筏)」も葉の上に蕾が出ますが、葉もこんなに硬くないし、もっと大きい。
こちらは、明らかに「洋花」の種類に見えます。
2014.6.12撮影
調べていたら、「ナギイカダ(梛筏)」だと分かりました。
やがて葉の表にも蕾が。
少しずつ房状の花芽のようにも見えてきています。
2014.6.27
《その後のナギイカダ》7か月~10か月経過 ★まだ元気で頑張っています。不死鳥のならぬ不死花★ 時折水を替えるだけです
2014.10.14 2014.10.30 2015.01.27
名前の由来:葉の上に、花が咲き、実がなるようすが「ハナイカダ」に似ていることと、葉が「ナギ(梛)」(マキ科マキ属)に似ていることからきているようです。
地球海沿岸原産のスズラン亜科の常緑小低木。
葉に見える部分は、枝が変形したもので、本物の葉は退化して見えず、冬から春にかけて開花、赤い丸い果実がつくようです。
赤い実の付き方は、「クリスマスホーリー」を思い浮かべます。
「ナギイカダ」というと棘のある種類しかないと思っていたのですが、
「草木図鑑」http://aquiya.skr.jp/zukan/Ruscus_aculeatus.html によると、3種類あるようです。
●Ruscus aculeatus(ルスクス・アクレアツス/ナギイカダ)
葉状茎は硬く、先端がとげ状に尖る。花序は葉状茎の上面のみに付く
●Ruscus hypoglossum(ルスクス・ヒポグロッスム)
葉状茎は柔らかく、先端はとげ状にならない。花序は葉状茎の上面のみに付く
●Ruscus hypophyllum(ルスクス・ヒポフィルム) …………我が家のはこの種類
葉状茎は柔らかく、先端はとげ状にならない。
花序は葉状茎の両面(のいずれか)に付く
※赤は「草木図鑑」からの、転用です。
★ルスクス・アクレアツスの画像を見てびっくり。
これだけ鋭い棘を持てば、「カラタチ」同様、侵入防止の「バリア」目的の垣根に、ぴったり。畑の垣根に使えば、猪や鹿の食害から防げるかもしれません。
★我が家の花束に入っていたのは、棘もなく、葉の両面に蕾がついているので、「ルスクス・ヒポフィルム」だと思います。
★耐寒性はあるようですが、3か月間水に挿していても「発根」は見られないので、挿し木では増やせないと思われます。
★この状態で開花までは行くと思いますが、「実」は難しいかと思います。
★水だけでいつまで生きていられるか……興味深いです。
★数カ月先の状態をupできればと、期待してます。※201501.27の画像を上段に追加しました。
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3月末から現存ですって。
なんて恐ろしい生命力。
それに、花芽が出てくるなんて、珍らしいと思います。