球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

敬語の正しい使い方

2007-08-08 | 技術
"いただきストリート"という現象がこの世にある。
堀井雄二の香りがするアレではなく、
メール中に"いただく"の数が異様に増えてしまう現象のことである。
漢字が混じっていても同じ。

例文)
先日はご連絡頂き真にありがとうございます。
早速ですが例の納品につき、本日中に送付していただければと思います。

まぁ仕事中にこういうメールが来ても、別におかしくはない。
("なんだこれは?"とは思わない。)
しかし、見ていて心地よさを感じる言い回しでもない。
二行目の後半、文字の毛羽立ちみたいなものを感じてしまったりする。

結構この現象についてはネット界でも取り沙汰されており、
"いただく"ではなく"くださる"を使えという声が根強い。

そして以下のように書き換える。

例文2)
先日はご連絡下さり真にありがとうございます。
早速ですが例の納品につき、本日中に送付下さいますようお願い申し上げます。

まぁメールの文面の何を美しいと感じるかは人それぞれとは思う。
けど、僕としては例文2に
・落ち着いた、こなれた感じ
・人間的でやさしい感じ(ビジネスメールなのにこれがあるのは貴重)
・脳内で反芻する際の自然さ(例1は、小説とかにあったら読んでて疲れそう)
を感じるため、積極的に使っていきたい気持ちがある。

社会人とはいえ、周りに敬語が完璧な人は意外にいないもので、
たまにいるとなんだか素敵に見える。

殆どのマナーについておかしいと言われっぱなしで
結構悲しい想いをしているので、言葉ぐらいは…

コメント
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